ガレージや倉庫のシャッターを閉めているのに、足元から風や虫、砂埃が入り込んでお困りではありませんか。 頑丈に見えるシャッターでも、長く使い続ければ経年劣化により、思わぬ場所に隙間が生じてしまいます。そのままにしておくと、害虫や害獣の侵入を許すだけでなく、雨水で室内や保管している物が汚れる原因にもなりかねません。 この記事では、シャッターに隙間ができる主な原因と併せて、市販アイテムを使ったDIYの方法や専門業者に依頼すべきケースについて紹介します。
シャッターに隙間ができる場所と主な原因
シャッターに隙間が生じる原因は、設置環境や部材の状態などさまざまです。頑丈に見えるシャッターであっても、構造上の特性や長期間の使用に伴う部材の劣化によって、特定の箇所に隙間が生じる場合があります。ここでは、隙間が生じやすい場所と、よくある原因を見ていきましょう。
隙間が発生しやすい場所
シャッターの構造上、隙間が生じるポイントは大きく分けて3つ挙げられます。場所によって発生する要因や起きやすいトラブルの傾向が異なるため、現在のシャッターの状況と照らし合わせて確認してください。
下
座板と地面の接地面は、最も隙間が生じがちな箇所です。主な要因は、座板に取り付けられたゴムの劣化や、土間コンクリートの凹凸です。地面とシャッターの間に空間ができると、強い風が吹き抜ける通り道となり、冬場の厳しい冷え込みを招く原因になります。また、わずか数センチの空間であっても、ゴキブリやムカデといった害虫のみならず、ネズミやコウモリなどの害獣が侵入する入り口になりかねません。
横
ガイドレール周辺も隙間が生じやすい箇所です。レール自体が経年変化や衝撃で歪んだり、スラットが左右にズレたりすると、スラットとレールとの間に隙間が生まれます。横から生じた隙間は、外からの光漏れで気づくケースが多く、不快な風切り音の原因にもつながるでしょう。
上
シャッターの上部にあるスラットを収納するケースは、普段目につきにくい分、発見が遅れやすい箇所です。長期間の使用によるケース内部の取り付け金具の緩みや、部材の消耗が主な原因として挙げられます。構造上、内部の状態は外から確認できませんが、雨水やホコリの侵入に加え、コウモリによる被害も多く発生します。
シャッターに隙間が生じる主な原因
シャッターの隙間が生じやすい箇所が把握できたら、次は隙間がなぜ生じるのかを見ていきましょう。部材の寿命によるものから環境的な要因まで、隙間の原因は多岐にわたります。
原因1:座板にある「水切りゴム」の劣化・硬化
シャッターの最下部にある座板には、地面との密着性を高めるために水切りゴムと呼ばれる部材が装着されています。新品のうちは柔軟性があり地面にフィットしますが、長期間紫外線や雨風にさらされると、ゴムは徐々に硬化し弾力を失ってしまいます。硬くなったゴムがひび割れを起こしたり、押しつぶされた形状のまま戻らなくなったりして、地面との間に隙間を作ってしまいます。
原因2:毎日の開閉によるスラットやレールの摩耗・ズレ
金属製のシャッターであっても、日々の開閉動作は各部材に負担をかけ続けます。特に、スラット同士の連結部分やガイドレールの内側は、開閉時の摩擦が重なりやすく、摩耗が進行しやすい箇所です。長年の使用で摩耗が進むと、スラットが本来の位置から左右にズレて横の隙間を生じさせたり、噛み合わせが悪くなってスムーズに閉まらなくなったりする不具合を招きます。
原因3:物理的な衝撃による変形や異物の挟まり
車の出し入れ時にバンパーを接触させたり、強風で飛来物が直撃したりする物理的な衝撃で、レールやスラットが変形するケースも珍しくありません。変形した部材はシャッターの動きを妨げ、閉めたときに隙間ができる原因となります。さらに、レールや座板の下に小石やゴミが挟まっているだけでも、シャッターは完全に降りきらず、地面との間に空間を残してしまいます。
原因4:土間の勾配や沈下などの環境要因
シャッター本体には異常がないにもかかわらず、シャッターを設置している地面の問題が原因で隙間が生じるケースもあります。コンクリート土間が沈下したり、水はけ用の勾配によって左右の高さが揃わなくなったりすると、地面と座板の間に隙間が生じてしまいます。
原因5:電動シャッターのリミット設定ズレ
電動シャッター特有の原因として、自動停止位置を制御するリミットスイッチの設定ズレが挙げられます。設定がズレると、シャッターが床に接する前でモーターが停止し、床との間に隙間が空いてしまいます。停止位置のズレは、設定調整を行わなければ解消しません。
シャッターの隙間から生じる問題点
わずかな隙間であっても、放置すれば室内環境の悪化は避けられません。一般家庭のガレージや店舗、倉庫や工場など、どのような場所であっても、隙間は防犯性の低下や快適な環境を損なう原因となります。ここでは、隙間が引き起こすリスクについて解説します。
外気や雨水が入り込み室内環境に影響を及ぼす
シャッターに隙間があると、室内の気密性が下がり、空調効率が悪くなります。冬場には冷気が入り込み、作業環境や居住空間の温度管理が難しくなるでしょう。また、風を伴う大雨の際には、隙間から雨水が侵入してしまいます。ガレージや倉庫内に入り込んだ水分は、保管している車やバイク、資材や機械設備を濡らすだけでなく、サビやカビを発生させる原因になります。
害虫や害獣が入り込み衛生面で不安が生じる
地面やレールとの間に数センチでも隙間があれば、ゴキブリやアリなどの害虫、コウモリやネズミなどの害獣は簡単に侵入できます。一度侵入を許すと、フンや尿によって衛生環境が悪化するだけでなく、不快感や精神的なストレスにもつながるでしょう。また、夜間に室内の明かりがシャッターの隙間から外へ漏れていると、光に集まる習性のある虫をシャッター付近に引き寄せてしまい、侵入されるリスクがさらに高まります。
外部からの音やホコリが入り込み生活環境に影響が出る
シャッターに隙間があると、遮音性も大きく低下してしまいます。工場やガレージでの作業音が近隣へ漏れ出し、騒音トラブルに発展する恐れがある他、外の騒音が室内に入り込み、静かな環境を妨げる要因にもなりかねません。さらに、シャッターに隙間があると、風に乗って砂埃や排気ガスが入り込み、床や商品、保管物が汚れ、清掃やメンテナンスの手間が増えるといったデメリットも生じます。
市販アイテムを使ったDIYによるシャッターの隙間対策

シャッターの隙間には、市販アイテムを使って対処する方法があります。シャッターの下部やガイドレール周辺など、隙間が生じている箇所に合った製品を選べば、風やホコリの侵入を抑えられます。ただし、使用環境や劣化の状態によって効果に差が出るため、応急的な対策として捉えましょう。
隙間を埋めるのに便利な市販アイテム
隙間対策アイテムにはさまざまな素材や形状があり、使用する場所や目的に合わせて選びます。ここでは、代表的な4つのアイテムを紹介します。
ゴムストリップ
「ゴムパッキン」とも呼ばれ、主にシャッター下部(座板)と地面との隙間に使用するアイテムです。 耐久性と耐水性が高く、地面の凹凸にフィットするため、雨水の浸入を防ぎます。
ブラシ
「モヘアテープ」とも呼ばれるブラシタイプは、ガイドレール周辺の細い隙間に使われます。毛状の素材がレールとスラットの間に沿って入り込み、砂埃や小さな虫の侵入を抑える役割があります。ただし、レールやスラットに大きな変形がある場合は対応できません。
スポンジ
スポンジ素材の隙間テープは、室内側から隙間を塞ぐ用途で使われます。クッション性が高く、安価で加工しやすいのが特徴ですが、屋外では劣化が進みやすい点に注意が必要です。
シールテープ
アルミテープなどのシールテープは、スラットに生じた小さな穴やわずかな隙間を塞ぐ際に使われます。粘着力と耐候性に優れており、応急処置用アイテムとして役立ちます。
効果を高めるDIYの手順とコツ
市販アイテムを使う場合でも、手順を誤ると十分な効果が得られません。下準備から補修までの流れを確認しておきましょう。
ステップ1:下準備
作業において最も重要な工程が下準備です。どのアイテムを使う場合でも、まずはレールや床にあるゴミや小石を完全に取り除かなければなりません。ガイドレールや接地面に異物が挟まっていると、シャッターが完全に閉まらず隙間が生じてしまいます。掃除をするだけで隙間が解消する場合もあるため、念入りに行いましょう。
ステップ2:位置決めと脱脂
ゴムやスポンジを貼る前に、設置面の油分や汚れをしっかりと拭き取ります。接着面に汚れが残っていると、粘着力が低下してすぐに剥がれてしまうからです。また、貼る位置がズレるとシャッターの開閉に支障が出る恐れがあります。本番の前に仮当てを行い、正しい位置を入念に確認しましょう。
ステップ3:貼り付けと微調整
ブラシタイプは、レールとの摩擦を考慮して貼る必要があります。接触が強すぎると開閉が重くなるため、動作を妨げない位置を見極めましょう。また、ゴムストリップは地面の凹凸に合わせて密着するよう、少しずつ調整しながら貼り付けるのがコツです。
ステップ4:穴埋め補修
シールテープを使ってスラットの穴を塞ぐ際は、空気が入らないように端から丁寧に密着させます。隙間なく貼り付けると、雨水の浸入やサビの広がりを抑えられます。ただし、テープによる補修はあくまで一時的な処置に過ぎません。強度が低下している可能性があるため、早めにスラット交換などの修理を検討しましょう。
DIYで直らない場合は?プロへ依頼する判断基準
市販のグッズは手軽ですが、全ての隙間に対応できるわけではありません。隙間テープなどでは埋まらない場合や、根本的な原因が他にある場合は、プロによる修理が必要です。ここでは、DIYの限界と業者へ依頼すべきケースについて解説します。
DIYのリスクと注意点
市販アイテムは手軽な反面、簡易的なものが多く、耐久性はそれほど高くありません。時間が経つにつれて劣化が進み、剥がれ落ちてしまうケースもあります。また、隙間を埋めようとして厚みのあるテープを貼ると、シャッターを巻き上げる際に内部で引っかかり、故障の原因となります。さらに、構造を理解していない素人が無理にDIYで修理しようとすると、かえって症状を悪化させたり、作業中に怪我をしたりするリスクも伴うため、安易な判断は禁物です。
専門業者による修理が必要なケース
DIYでは対処できない状況として、衝撃でスラットやレールが曲がってしまった本体の変形や、地面の沈下や勾配が原因で隙間ができている土間の問題などが挙げられます。また、電動シャッターのリミットスイッチのズレも、内部の調整が必要です。これらの症状は市販アイテムでは解決できず、部品交換や左官工事などの専門的な工事が欠かせません。
DIYで隙間対策ができない場合の依頼先
ご自身で対処が難しい場合は、プロの業者へ相談しましょう。主な2つの依頼先を紹介します。
メーカー
1つ目の依頼先が、お使いのシャッターを製造したメーカーです。メーカー修理では、純正部品を使用するため規格が完全に一致し、確実な仕上がりが期待できます。ただし、専用部材を用いるため費用が高額になりやすく、部材の取り寄せや日程調整に時間がかかる傾向があります。
シャッター修理専門業者
2つ目の依頼先が、メーカーを問わず対応可能なシャッター修理の専門業者です。多くのシャッター修理業者は自社施工のため、中間手数料がかからず、汎用部品なども活用し、費用を抑えたスピーディーな対応が可能です。現場の状況に合わせた柔軟な提案も受けられるため、急を要する場合や、コストを重視した修理に適した選択肢といえます。
シャッターの隙間修理は99シャッターにお任せください

シャッターの隙間から害虫や雨風、砂埃が入り込むと、毎日の生活や業務に支障をきたす恐れがあります。軽微な隙間であれば市販アイテムでのDIYも可能ですが、スラットの変形や土間の沈下が原因の場合は、専門的な修理が必要です。状態に合わない対応はかえって悪化を招くため、無理に処置せず、シャッター修理業者に相談しましょう。シャッターの隙間対策でお悩みなら、ぜひ99シャッターにご相談ください。確かな技術と適正価格で、お客様の状況に合わせた最適な解決策をご提案いたします。
【筆者・監修者企業】
99シャッター(合同会社BUKAS)
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