三和シヤッターの重量シャッターに採用されている開閉機の一つがSG40です。SG40は工場や倉庫、商業施設などで使用される高出力モデルで、開口幅の大きいシャッターにも対応します。本記事では、SG40の基本仕様やSG20との違い、不具合時の症状や修理・交換の判断基準について、三和シヤッター認定工事店である99シャッター(合同会社BUKAS)が実際の修理事例を踏まえて解説します。
三和シヤッター『SG40』とは?
SG40は、三和シヤッター製の重量シャッター用の電動開閉機です。工場・倉庫・商業施設など、大規模な建物に設置される電動シャッターに使用されます。
重量シャッター用の電動開閉機
SG40は、重量のある電動シャッターを開閉するために設計された開閉機です。開口幅が広く、スラットやケースの重量が大きいシャッターに使用されます。工場や倉庫の搬入口、商業施設の出入口などで使用されています。
高出力仕様の開閉機
SG40の定格出力は0.50kWです。重量シャッターを駆動するための出力を備えており、負荷のかかる状態でも安定した開閉動作が行えるよう設計されています。
対応するシャッターの特徴
SG40は、開口幅が広いシャッターや重量の大きいシャッターに使用されます。開口部が大きくなるほどシャッター本体の重量も増えるため、SG40のような高出力タイプが選定されます。
SG40とSG20の違い|スペックと適合性
三和シヤッターの重量シャッター用開閉機であるSG形は、SG13からSG75まで展開されています。その中でもSG40とSG20は、中型から大型の重量シャッターに多く採用されています。
定格出力の差
SG40は定格出力0.50kW、SG20は0.25kWの開閉機です。SG40のほうが出力は大きく、より重いシャッターの駆動に対応できる仕様となっています。必要となる駆動力の差によって、対応できるシャッターの規模も変わります。
対応するシャッター条件の違い
SG20は中規模の重量シャッターに使用されるのに対し、SG40は開口幅が広く重量のあるシャッターに使用されます。シャッターのサイズや重量が大きくなるほど、必要な駆動力も増えるため、それぞれの仕様に応じて機種が使い分けられます。
交換時における適合性の確認
電動シャッターの開閉機の交換では、既設と同じ型式またはメーカーが指定する後継機種を選定しなければなりません。適合しない機種を取り付けると、動作不良や過負荷による故障につながる恐れがあります。
| 型式 | SG20 | SG40 |
| 定格出力 | 0.25kW | 0.50kW |
| 定格電流(単相100V・50Hz/60Hz) | 5.4A/6.6A | 8.8A/11.6A |
| 起動電流(単相100V・50Hz/60Hz) | 8.6A/9.2A | 19.0A/18.0A |
| 重量 | 約13~15kg | 約22~27kg |
出典:三和シヤッター工業株式会社|一般のお客様向け「よくあるご質問」・重量シャッターに使われる開閉機(モーター)の電気容量を教えてください。(https://faq-sanwa-ss.dga.jp/dc/faq_detail.html?id=15)
SG40で起きやすい不具合と修理費用の目安
SG40は重量シャッターに使用される開閉機のため、日常的な開閉によって、モーターや駆動部に大きな負荷がかかります。使用年数が長くなると、各部品の摩耗が進み、動作不良が発生する場合があります。症状ごとに原因と対応方法が異なるため、状態に応じた点検と修理が必要です。
スイッチを押しても反応しない
制御部や電気系統の劣化が進行すると、操作スイッチを押してもシャッターが動かない不具合が生じます。電源が入っていても反応しない場合は、開閉機内部の電気系統に異常が発生している可能性があります。主な原因は、マグネットスイッチの接点不良や制御基板の故障、コンデンサの劣化、ヒューズ切れなどです。また、配線の接触不良により、動作しなくなる場合もあります。点検では電源電圧や配線状態を確認し、異常がある部位があれば、スイッチ部品や制御基板の交換を行います。
動作が不安定・誤作動する
制御系統に異常が発生すると、シャッターが途中で停止したり、操作に対して反応が遅れたりする不具合が生じます。開閉動作が指示通りに進まない場合は、制御信号が正常に伝わっていない可能性があり、リミットスイッチの接点劣化や位置ずれ、制御回路の異常が主な原因です。リミットスイッチの位置調整を行い、接点に劣化がある場合は、部品交換を行います。
昇降時の異音・振動
駆動部の摩耗や潤滑不足が進行すると、シャッターの昇降中に異音や振動が発生します。初期段階では小さな金属音程度でも、劣化が進行すると、音や振動が大きくなる傾向にあります。主な原因は、ギアの摩耗やチェーンの伸び、潤滑剤の不足、駆動部の金属疲労などです。異音を放置すると周辺部品にも負荷がかかり、別の故障につながる場合があります。 駆動部の清掃や潤滑油を塗布し、摩耗が進行している部品は、ギアやチェーンの交換を行います。
停止位置のずれ・衝突
リミットスイッチやブレーキに異常が生じると、設定位置で停止せず、停止位置がずれる不具合が発生します。症状が進行した場合、シャッターがケースや床面へ強く接触する恐れがあります。主な原因は、リミットスイッチの位置ずれや制御異常、ブレーキ機構の劣化です。リミットスイッチの再調整を行い、必要に応じてスイッチ部品の交換を行います。
停止中にシャッターが下がってくる
ブレーキの保持力が低下すると、停止中にもかかわらず、シャッターが自重で下がる不具合が生じます。主な原因は、ブレーキ部品の摩耗やバネの劣化です。停止中にシャッターが下がってくる症状は、重量シャッターでは安全性に大きく関わるため、異常が見られる場合は早めの点検が必要です。ブレーキ部の点検を行い、摩耗がある場合はブレーキ部品の交換を行います。
電動シャッターの症状別修理費用の目安
| 症状 | 修理費用の目安 |
| 上がらない・下がらない | 3万円~ |
| 途中で止まる | 3万円~ |
| 停止位置がずれる | 5万円~ |
| 異音がする | 2万円~ |
| 停止ボタンが効かない | 5万円~ |
| 操作ボタンが正常に作動しない | 4万円~ |
| モーターが回らない | 2万円~ |
※修理費用はあくまで目安です。正確な金額は無料の見積もり後にお知らせいたします。
SG40の寿命は?修理と交換の判断基準
SG40を安定して使用するためには、設置からの経過年数や使用状況を踏まえたうえで、修理と交換の判断が必要です。劣化が進行した状態で使用を続けると、動作不良だけでなく、開閉停止などのトラブルにつながりかねません。判断の目安を知っておくと、対応の遅れを防ぎやすくなります。
SG40の耐用年数の目安
三和シヤッター製電動式重量シャッターの設計耐用年数は15年、設計耐用回数は1万回です。ただし、この年数は使用頻度や設置環境によって前後します。例えば、毎日多くの回数開閉する環境や、湿気・粉じんの影響を受ける場所では、劣化の進行が早まる傾向にあります。
交換を検討すべき判断基準
SG40に不具合が出た場合、すぐに交換が必要とは限らず、状態によって修理対応が可能なケースもあります。交換を検討すべき判断のポイントは、以下のとおりです。
設置から15年以上が経過している
長く使用している重量シャッターの開閉機は、モーターや駆動ギア内部の金属疲労が蓄積しています。一部を修理しても、短期間で別の箇所が故障するリスクが高いため、交換が必要です。
部品の供給が終了している
メーカーが部品の供給を終了している機種では、交換用部品の入手ができなくなります。修理対応できる範囲が限られるため、部分的な修理では復旧が難しくなるでしょう。
故障の頻度が高い
短期間に同じ不具合が何度も発生する場合、特定の部品ではなく、駆動部全体の劣化が進行している可能性があります。一部を修理しても、別の箇所で同様の症状が出る恐れがあるため、交換の検討が必要です。
修理費用が高額化している
交換を選択する目安として、複数部品の交換が必要となり、修理費用が新品への交換費用に近づくケースが挙げられます。こうした状況では、交換するほうが長期的なコストを抑えられるでしょう。
交換費用の目安
SG40の開閉機交換費用は、設置条件により異なりますが、20万~50万円が目安です。費用には本体代金のほか、古い開閉機の撤去・処分費や取付工賃が含まれます。また、高所作業車が必要な現場や、メーカーの部品供給終了に伴い周辺システム全体の改修が必要なケースでは費用が変動するため、正確な金額は現地調査後の見積もりで確認しましょう。
SG40の停電時・非常時の手動での操作方法
停電や故障で電動操作ができない非常時でも、SG40を搭載した重量シャッターは、手動での開閉が可能です。万が一の事態に備え、安全に動かすための手順を確認しておきましょう。
停電時の手動操作方法
手順1.シャッター用のブレーカーを落とし、シャッターの電源を切る
手順2.開閉機が設置されている側の点検口を開ける
手順3.手動操作用のチェーンまたはハンドルでシャッターを上げる
手順4.シャッターを下げる際は白いブレーキ解放ひもを引いてゆっくりと降下させる
手順5.操作後はチェーンまたはハンドルを元の状態に戻す
チェーンやハンドルによる手動操作
手動操作には、チェーンまたはハンドルを使用します。
チェーンで操作する場合
ケースからチェーンを引き出して下に垂らしたら、シャッターから遠い方のチェーンを引き続けてシャッターを上げます。上限ギリギリまで上げると、復旧時に支障が出るため、天井面またはケースから10cmほど余裕を持たせて停止させます。
ハンドルで操作する場合
開閉機後方の軸にハンドルを差し込み、手前側へ回し続けてシャッターを上げます。チェーンと同じく、上がりすぎに注意しながら作業を進めます。
電源復旧後の復帰操作
電気が復旧したら、以下の手順で電動操作へ切り替えます。
手順1.押しボタンまたはリモコンの「閉」ボタンを押す
手順2.シャッターが下降し、下限(床面)で停止すれば復旧完了
手順3.シャッターが下降しない場合は、押しボタンまたはリモコンの「開」ボタンを押す
手順4.シャッターが上限(全開)で停止すれば復旧完了
手動操作時の安全上の注意
停電発生時は電動操作ができないため、急を要する場合を除き、電源の復旧を待ってからの操作をおすすめします。やむを得ず手動で動かす際は、作業中の急な通電による誤作動を避けるため、あらかじめ電源プラグを抜くかブレーカーを切ってください。また、作業時には、シャッターの可動範囲内に人や障害物がないかを確認しましょう。万が一、操作中の異音や不自然な動作を感じた際は、ただちに作業を中断し、シャッター修理業者へ相談してください。
火災発生時の自動閉鎖との違い
防火・防煙シャッターは、非常ボタンの操作や防災連動信号の受信により、自動的に閉鎖を開始します。信号を受けると開閉機のブレーキが解放され、シャッターが自重でゆっくりと降りてくる仕組みです。作動中は周囲にブザーや音声が流れます。これはシャッターが自動で降下している合図ですので、安全のため降下範囲には絶対に立ち入らないでください。作動後は、防災盤などで火災信号をリセットしてから復旧作業を行います。
99シャッターにSG40の不具合・トラブルを相談すべき3つの理由

重量シャッター向け開閉機のSG40に故障や不具合が生じた際は、建物の防犯や安全性能を維持するため、早急な点検や修理が欠かせません。三和シヤッター製品の修理実績が豊富な99シャッターならば、専門的な技術と充実したサービス体制で、トラブルを迅速に解決し正常な動作を取り戻します。
三和シヤッター認定工事店
99シャッターは、三和シヤッター製シャッターの施工や修理に対応する認定工事店で、重量シャッターの構造や仕様を踏まえた的確な対応が可能です。メーカー基準の知識と技術に基づき、SG40の性能を維持するためのメンテナンスや部品交換を安心してお任せいただけます。
現地調査や見積もりが無料
電動シャッターの不具合は、設置環境や経年劣化の状況によって原因が異なるため、現地調査に基づいた正確な診断が欠かせません。99シャッターでは、故障箇所の特定から見積もりの提示までを無料で行っており、費用負担なしで修理に必要な予算や作業内容をご確認いただけます。
防火設備検査員が在籍
99シャッターには、防火設備検査員や消防設備士が在籍しており、防火シャッターを含む建築設備の安全基準や作動要件に精通しています。SG40が持つ本来の機能を損なうことなく、法規に則った適切な点検や修理を実施いたします。
まとめ
SG4とは、三和シヤッター製の電動シャッター用開閉機です。定格出力500Wの仕様を持ち、主に重量シャッターに採用されています。防火シャッターや防煙シャッターにも使われており、ビルや工場など、大規模な開口部に設置されています。SG40のトラブルや修理・交換に関するご相談は、三和シヤッター認定工事店の99シャッターまで、ぜひお気軽にお問い合わせください。
【筆者・監修者企業】
99シャッター(合同会社BUKAS)
弊社はシャッターを扱って15年以上の実績をもつ代表をはじめ、豊富な工事実績があります。
窓シャッター・車庫シャッター・工事シャッターではメーカー全面協力により信頼と安心安全の施工を実現し、メーカー保証付きで格安で施工いたします。
私たち99シャッターは、シャッター修理・交換・取付に関するお役立ち情報を発信しております。



