
一口にシャッターといっても、形状や開閉方式、用途や素材が異なるさまざまな種類があります。シャッターの種類によって、最適な使い方や目的が変わってくるため、それぞれのシャッターの特徴を理解することが大切です。
ここでは、シャッターの種類とあわせて、シャッターの役割や選び方をわかりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
シャッターの7つの役割
シャッターは、建物や財産を保護するために、多くの役割を果たします。シャッターの主な7つの役割をご説明します。
防犯対策
シャッターを設置する目的で多いのが防犯対策です。シャッターは、防犯対策として有効です。
シャッターには強度があり、侵入者が破壊するのが難しいため、建物への不正侵入を防げます。侵入に時間がかかることを侵入者は非常に嫌うため、シャッターを設置することで抑制効果も期待できるでしょう。
シャッターは、住まいの大切な家財や車、企業の商品や製品を守るために欠かせない存在です。
防火対策
シャッターにはさまざまな機能や性能を搭載したものがあり、なかでも防火シャッターは、火災が発生した際に火の進行を遅らせる役割を果たします。具体的には、隣接する建物への延焼を防いだり、隣接する建物で火災が発生した際に、炎が建物内に侵入することを防いだりします。
防火シャッターがあれば、火災の被害を最小限に抑え、建物内の人々の安全を確保できるでしょう。防火地域・準防火地域では、防火シャッターまたは防火ガラスの設置が義務付けられています。
防音対策
シャッターは、防音対策としても効果的です。シャッターを設置することで、外部の騒音を遮断し、室内の静かな環境を保てます。反対に、室内の生活音が外部に漏れることも防げるため、プライバシーを保護したい場合にもおすすめです。
工場や作業場などの騒音が発生する場所でも、シャッターを設置することで、周囲への騒音被害を軽減できます。
遮熱・遮光対策
シャッターは、遮熱・遮光対策としても利用されます。シャッターを設置すると、夏場の強い日差しを遮って室内の温度上昇を防げるため、エアコンの使用を減らしてエネルギー効率を向上させることが可能です。
また、シャッターを設置すると、外部の光を遮断するため、室内が暗くなると心配する人も少なくありません。ブラインドタイプやスリットタイプのシャッターなら、風通しや採光の調節ができるのでおすすめです。
自然災害対策
自然災害から建物を守ることも、シャッターの重要な役割です。最近では気候変動により、冬に台風が発生したり、集中豪雨をもたらす線状降水帯が発生したりするため、年間を通して自然災害の対策が欠かせません。
台風や暴風雨の際には、シャッターを閉めることで、強風や飛来物から窓やドアを保護します。シャッターを設置すれば、建物内の安全を確保し、被害を最小限に抑えられるでしょう。
人災対策
シャッターは、車の衝突事故などの人災対策としても有効です。車が衝突した際の衝撃から、窓や扉、室内の家財や商品などを保護し、被害を抑えられます。
とくに、オフィスや店舗などの人の多い場所では、シャッターを設置することで、事故によるケガの被害を防げるでしょう。
プライバシーの保護
シャッターは、プライバシーの保護にも役立ちます。シャッターを閉めることで、外部からの視線を遮り、室内のプライバシーを確保できます。
住宅密集地では、シャッターを閉めることで、外部からののぞき見を防ぎ、安心して生活できるでしょう。また、商業地域のオフィスや店舗でも、シャッターを閉めることで、業務時間外のプライバシーを保護できます。
シャッターの種類と特徴
シャッターにはさまざまな種類があり、それぞれ異なる特徴と用途があります。シャッターの種類と特徴をくわしくご説明します。
軽量シャッター
住宅のガレージ、小規模な店舗や倉庫など、比較的小さな間口で使用されているのが軽量シャッターです。主な目的は防犯で、薄いスチールなどの軽量素材で作られており、手動でも簡単に開閉できます。
最もポピュラーなシャッターのため、シャッターと聞くとまず軽量シャッターを思い浮かべる人も多いでしょう。スラットが薄いため防火機能はありませんが、一般的な住宅から店舗まで、幅広く使われています。
重量シャッター
工場や倉庫、オフィスビルや商業施設などに設置されているのが重量シャッターです。その名の通り、厚さ1.6ミリ以上の厚くて重いスラットが用いられており、高い耐久性と防犯性能に加えて、防火性能や防炎性能など、さまざまな機能や性能を持っています。
重量シャッターには、以下のような種類があります。
・防犯シャッター
防犯を目的とした防犯シャッターは、強度が高く、破壊のしにくさが特徴です。鍵付きやセキュリティシステムと連動したものもあり、店舗や倉庫などの防犯対策に最適です。
・防火シャッター
防火シャッターは、火災が発生した際に火の進行を遅らせる役割を果たします。耐火性能が高く、火災時に自動で閉じる機能を持つものもあります。
防火地域・準防火地域では、防火シャッターまたは防火ガラスの設置が義務付けられているだけではなく、定期点検も行わなければなりません。
・防水シャッター
防水シャッターは、台風や集中豪雨などが起こった際に、水の侵入を防ぐための設計がされたシャッターです。主に、地下鉄や地下街の出入り口に設置されており、高い防水機能で建物内部への浸水を防ぎます。
「ウォーターガードシャッター」の別名もあり、商品によっては2~3メートルの高水位まで耐えられます。
オーバーヘッドドア
「オーバースライダー」とも呼ばれるオーバーヘッドドアは、開ける際にパネルを天井部に流し込んで収納するタイプのシャッターです。大きな間口でも素早く開閉できるため、シャッターを開閉する頻度の高い工場や倉庫の出入口に多く使用されています。
素早くシャッターを開けられることから、消防車の車庫などにも用いられています。
高速シートシャッター
高速シートシャッターはその名前からわかる通り、シート状のシャッターを高速で開閉させるタイプのシャッターです。高速で開閉するため、空調管理や防塵対策にも効果的で、主に精密部品や医薬品、食品関係の工場などに設置されています。
高速でシャッターを開け閉めできるため、作業効率や省エネ効果の向上が期待できるでしょう。
窓シャッター
窓シャッターとは、住宅の窓に取り付けられるシャッターで、防犯や遮光、断熱などの効果があります。手動や電動で操作できるものがあり、窓シャッターを閉めることで、外部からの視線を遮り、プライバシーを保護できます。
ガレージシャッター
ガレージシャッターは、車庫の出入口に使用されるシャッターです。防犯性能が高く、車を盗難や悪天候から保護します。
手動と電動があり、電動はリモコンやセンサーで車に乗ったまま開閉できる、使い勝手の良さで人気を集めています。また、デザインやカラーも豊富で、建物の外観に合わせて選ぶことが可能です。
工場用シャッター・倉庫用シャッター
工場用シャッターや倉庫用シャッターは、大型で耐久性が高く、頻繁な開閉に耐えられる設計が特徴です。また、業種や規模によって、さまざまな種類のシャッターが使用されています。
・ワイドシャッター
ワイドシャッターは、間口が広く、大型の機械や車両の出入りに対応できるように設計されているシャッターです。大規模な工場や倉庫で使用されており、大型の荷物の搬入出に適しています。
・気密シャッター
気密性が高い気密シャッターは、建物内部で発生した匂いが外部にもれることを防いだり、砂やホコリなどの侵入を最小限に抑えたりできるシャッターです。クリーンルームや食品工場など、衛生管理や温度・湿度の管理が求められる場所に適しています。
・防爆シャッター
防爆シャッターは、爆発のリスクのある場所で使用されるシャッターです。シャッターの開閉装置や制御盤などの電気部品が、発火して爆発する事故を防ぐための安全設計が施されています。
可燃性ガスや揮発性化学薬品などの発火性の高いものを扱う、化学工場や製薬工場に最適です。
・防煙シャッター
防煙シャッターは、火災時に発生した煙の拡散を防ぐためのシャッターです。煙を感知すると自動的に閉鎖します。
遮煙機能があり、階段やエレベーター・エスカレーターなどの昇降路が、煙突化することを防ぎます。
シャッターの選び方
シャッターには、特徴や性能が異なるさまざまな種類があるため、どれを選んだらいいのか悩むこともあるでしょう。シャッターを選ぶ際に注目したい、5つのポイントをご紹介します。
目的で選ぶ
工場用シャッターや倉庫用シャッターには、さまざまな機能や性能を搭載した種類があります。扱っている商品や製品、環境条件やメンテナンスの手間などにあわせて、必要な機能を持つシャッターを選ぶことが大切です。
また、住宅用のシャッターにも、スリットタイプやブラインドタイプ、スチールやアルミなど、機能や素材が異なるシャッターがあるので、シャッターを設置する目的に合わせて選びましょう。
操作方法で選ぶ
シャッターには、自力で開閉する手動シャッターと、リモコン操作で簡単に動く電動シャッターがあります。
電動シャッターのほうが使い勝手は良いですが、価格や故障のリスクが高くなるため、コストと利便性のどちらを重視するのかで選びましょう。
開閉方式で選ぶ
シャッターの開閉方式には、巻き上げ方式やオーバースライダー方式などの種類があり、それぞれ開閉スピードや音の大きさが異なります。
材質で選ぶ
シャッターの素材には、スチールやアルミ、ステンレスや木などが用いられています。材質によって、耐用年数やメンテナンスの必要性、見た目やデザインが異なるため、価格だけではなく材質にも注目してみましょう。
メーカーで選ぶ
シャッターはメーカーで選ぶことも可能です。大手メーカーであれば、部材や部品が手に入りやすいため、シャッターにトラブルが生じた際も、スムーズに修理や交換ができます。
主なシャッターメーカーは下記の通りです。
・三和シャッター
・文化シャッター
・東洋シャッター
・YKK AP
・金剛産業
・日本シャッター製作所
・小松電機産業
メーカーによって得意な分野が異なるため、設置したいシャッターを得意とするシャッターメーカーを選びましょう。
シャッター選びで悩んだら専門業者に相談しよう!
シャッターにはさまざまな種類があり、用途や目的によって最適なシャッターが異なるため、どの種類を選んだらいいのか悩むこともあるでしょう。シャッター選びでお困りの場合は、ぜひ専門業者に相談することをおすすめします。
シャッター専門業者なら、知識と経験を活かした最適なシャッター選びと正確な設置が可能です。
99シャッターは、お客様の立場に立ったサービスを提供するシャッター専門業者です。シャッターの設置や交換はもちろん、修理やメンテナンスなど、シャッターに関することならなんでもご相談いただけます。
シャッターにはさまざまな種類がありますが、窓用やガレージシャッター、工場用や店舗用など、用途と目的に応じて選びましょう。また、操作方法や素材によって費用も大きく異なるため、予算が決まっている場合はコスト面も考慮することが大切です。
99シャッターでは、設置・交換のご相談や修理についてのご質問のほか、無料見積りも承っておりますので、メールフォームよりお気軽にお問い合わせください。

【筆者・監修者企業】
99シャッター(合同会社BUKAS)
弊社はシャッターを扱って15年以上の実績をもつ代表をはじめ、豊富な工事実績があります。
窓シャッター・車庫シャッター・工事シャッターではメーカー全面協力により信頼と安心安全の施工を実現し、メーカー保証付きで格安で施工いたします。
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