シャッターを設置する際に気になることといえば、やはり費用ではないでしょうか。シャッターの設置費用は、種類やサイズ、設置場所や素材などによって大きく異なります。ここでは、シャッターの種類ごとの値段の相場とあわせて、シャッターを交換するタイミングや設置費用を抑えるコツを解説しますので、シャッターの設置・交換・修理をお考えの人はぜひ参考にしてください。
シャッターの寿命

シャッターに不具合が生じたり故障するのは、シャッターの寿命によるものかもしれません。シャッターの寿命は、日々のお手入れや定期的なメンテナンスの頻度によって変わってきますが、一般的には10~15年です。
ほかにも、シャッターを開け閉めする回数や設置している環境、素材などにもよって大きく異なります。シャッターの不具合が気になる人で、シャッターを10年以上使い続けている場合は、一度シャッターの状況を確認してみることをおすすめします。
シャッターの種類と値段の相場
シャッターの値段は種類によって異なります。主な種類ごとの設置費用の相場をご紹介します。
窓シャッター
防犯や防災を目的に、窓シャッターを設置しているご家庭も多いでしょう。窓シャッターは、種類や素材によって設置費用が大きく異なります。
「クローズタイプ」「ブラインドタイプ」「スリットタイプ」が主な種類で、スチール・ステンレス・アルミ・木など、素材にもさまざまな種類があります。設置費用を決める要素の中でもとくに重要なのが、窓シャッターの開閉方式です。
開閉方式には「手動」と「電動」の2種類があります。
・手動
手動の窓シャッターの設置費用は、窓のサイズや設置する際の足場の有無などによって異なりますが、1つの窓につき6~16万円が相場です。従来の雨戸よりも高くなりますが、電動シャッターほど高くはありません。
・電動
利便性の高さから人気が高まっているのが、電動の窓シャッターです。電動の窓シャッターの設置費用も手動と同じく、窓のサイズや設置する際の足場の有無などによって異なりますが、一つの窓につき10~35万円が相場です。
ガレージシャッター
車の盗難防止や、雨やほこりから車を守るために、ガレージシャッターを設置しているご家庭も少なくありません。ガレージシャッターは、窓シャッターよりサイズがかなり大きくなるため、値段も高くなると思われがちですが、素材や開閉方式によっては、費用を抑えて設置できます。
「オーバースライダー式」「巻き上げ式」「スイングアップ式」などの種類があり、素材もさまざまです。窓シャッターと同じく、設置費用を決める要素の中でも、開閉方式がとくに重要です。
・手動
手動のガレージシャッターの設置費用の相場は、1台分の車庫につき20~30万円となっています。
・電動
電動のガレージシャッターなら、車内にいながらスイッチで開閉でき、わざわざ車から降りる必要がないので非常に便利です。
設置費用の相場は40~60万円と手動と比較して高額ですが、利便性は電動が圧倒的に優れています。また、オーバースライダー式はさらに高額で、設置には60~80万円ほどかかります。
倉庫シャッター
窓シャッターやガレージシャッターよりも規模が大きいのが、倉庫シャッターです。間口の広さに加えて、倉庫内の環境や扱っているものによって適しているシャッターが異なるため、設置費用も変わってきます。
「軽量シャッター」「重量シャッター」「オーバースライダー式」「巻き上げ式」などの種類があり、ほかのシャッターと同じく、設置費用は開閉方式によって大きく異なります。
・手動
倉庫シャッターの中で、最も安価な手動の軽量シャッターの設置費用は、10~25万円が相場です。
・電動
電動の倉庫シャッターの設置費用の相場は、30~50万円となっています。
シャッターを交換するタイミング
シャッターを交換するタイミングは、不具合や故障が発生したときだけではありません。シャッターの交換をおすすめする3つのタイミングをご説明します。
経年劣化による寿命
シャッターは長年使用することで、経年劣化が進みます。とくに、シャッターは屋外に設置され、日光や雨風にさらされるため、素材が劣化しやすくなるのです。
また、シャッターの開閉回数が多いと、摩耗や部品の劣化が進み、動きが悪くなることがあります。一般的に、シャッターの寿命は10~15年程度とされていますが、経年劣化が進んで動きが悪くなったり、見た目が悪くなったりした場合は、交換を検討するタイミングです。
地震や台風、衝突事故などによる損傷
地震や台風などの自然災害や、車の衝突事故などによって、シャッターが損傷を受けることがあります。
強風や地震の揺れによって住宅や倉庫などの建物が傾くと、シャッターがゆがんだり、破損したりするでしょう。また、車の衝突によってシャッターが凹んだり、開閉ができなくなったりすることもあります。
損傷が発生すると、シャッターの安全性や防犯性が低下するため、早急に修理や交換を検討しなければなりません。
手動シャッターから電動シャッターに交換したい
手動シャッターは開閉に力が必要なので、女性や高齢者といった力の弱い方には、負担が大きいことがあります。また、頻繁に開閉する場合や大きなシャッターの場合は、手動では不便に感じることも多いでしょう。
電動シャッターに交換することで、リモコンやスイッチで簡単に開閉できるようになり、使い勝手が大幅に向上します。さらに、タイマー機能やセンサー機能など、必要に応じてさまざまな機能を追加することで、より利便性が高まります。
手動シャッターが扱いにくいと感じたときが、電動シャッターに交換するタイミングです。
シャッターの設置・交換にかかる費用の目安

シャッターを設置・交換する際にかかる費用は、新しいシャッターの取り付け費用だけではありません。
手動シャッターから電動シャッターに変えるなど、既存のシャッターを交換する場合は、取り付け費用に加えて、古いシャッターの撤去費用が発生します。一般的な撤去費用の相場は、2~5万円です。
また、シャッターの後付けや増設する場合も、取り付け費用だけでなく、古い雨戸の撤去費用に加えて、窓枠の補強工事や電気工事などの工事費用などが必要になる場合があります。
撤去費用や追加の工事費用は、撤去するシャッターの大きさや開閉方式、取り付け場所などによって異なるため、正確な金額が知りたい場合は、業者に見積りを依頼することをおすすめします。
交換だけでなく修理で対応できるケースと費用相場
既存シャッターの不具合によって新たに設置を検討している場合、交換以外に修理という選択肢もあります。故障の箇所や程度によっては、部分的な修理で済むケースもあり、全交換にかかる費用と比べて大幅に抑えられます。ここでは、交換ではなく修理で対応できる具体的な状況と、それぞれの作業にかかる費用の目安を見ていきましょう。
修理で済むケース
部分的な不具合であれば、修理で改善できるケースが多く見られます。スラットの軽い曲がりや鍵の動作不良、ガイドレールのズレなどは、部品交換や調整で対応できるため、全体交換よりも費用を抑えられます。例えば、スラットが強風などで数枚だけ軽く曲がってしまった場合、損傷したスラットのみを交換する対応が可能です。また、ガイドレールにゴミが詰まったり、小さな歪みが生じたりしている場合は、清掃や調整作業で開閉の動きがスムーズに戻ります。他にも、鍵のシリンダー部分が故障して回りにくい場合、部品だけを取り替える処置で済ませられます。
修理費用の目安
既存のシャッターを修理する際にかかる費用は、作業内容によって大きく異なります。もっとも軽微なレールの調整や注油であれば数千円で済むこともありますが、部分的なスラットの交換や鍵の取り替えは、8,000円~3万円程度が相場です。一方、費用が高額になりやすい電動シャッターのモーター交換では、高性能な部品代に加え、専門的な技術が必要になるため、修理には10万円以上の費用がかかります。さらに、作業費用に加えて、現場までの出張費や、故障原因を調べるための点検費用が別途加算されるのが一般的です。
交換を選んだほうがよいケース
シャッターの耐用年数は10年~15年が目安で、この期間を大幅に超えて使用している場合や、シャッター全体にサビや腐食が広がって強度が著しく低下している場合は、部分修理ではなく全交換が必要となります。経年劣化が激しいシャッターは、安全性を確保できず、部品を修理してもすぐに別の箇所が故障するリスクがあるためです。特に古い大型シャッターは、メーカーが部品の製造をすでに終了していることが多く、物理的に修理が不可能なケースも少なくありません。
シャッターの修理費用を左右する主な要因
シャッター修理にかかる費用は、故障の状態や作業工程によって大きく変動します。ここでは、修理費用に影響を与える主な要因を説明します。
不具合の内容
修理費用は、不具合の内容によって大きく変わります。軽微な作業であれば高額な部品の交換を伴わないため、費用を抑えられます。一方、大きな損傷がありスプリングシャフトやモーターなどの部品の交換が必要な場合は、作業工程が増えて時間がかさみ修理費用も高くなるでしょう。
シャッターの種類や構造
シャッターの種類や構造といった製品仕様も、修理費用を大きく左右します。一般的な手動の軽量シャッターは構造が比較的シンプルなので、修理コストを抑えやすいでしょう。一方、電動シャッターや重量シャッターは、精密部品の単価の高さや、複数人の作業員の手配が必要となるため、修理費用が高額になりがちです。
現場の作業環境
シャッターが設置されている場所での作業のしやすさも、修理費用が高くなる要因の一つに挙げられます。例えば、高所作業車や足場が必要な高い位置での修理には、重機代や足場の設置費用が追加されるでしょう。また、店舗前が狭くて作業車を停められなかったり、障害物があり作業スペースが限られたりする場合も、追加の費用がかかる可能性があります。
修理の依頼先
どこに修理を依頼するかによっても、費用は大きく変わります。依頼先には、メーカーやシャッター修理業者などがありますが、料金設定の仕組みが異なるため、同じ修理内容であっても最終的な請求額に大きな差が生じます。メーカーへ依頼した場合は費用が高めになりやすく、その理由は次の項目で詳しく説明します。
シャッター修理をメーカーに依頼すると費用が高くなるのはなぜ?
メーカーにシャッター修理を依頼すると、費用が高くなるケースがよく見られます。ここでは、メーカー修理が高くなる理由を説明します。
大手メーカーが市場をほぼ独占していて料金が下がりにくい
シャッター業界は、大手メーカー数社が長く大部分のシェアを占めています。競争相手が限られる状況では価格を下げる必要が生じにくく、修理料金も大きく変動しません。依頼が集中しやすい体制が続くと高めの水準が保たれ、シャッター修理業者と比べて費用が割高になります。
全国対応のための運営コストが修理代に含まれている
大手メーカーは全国で均一なサービスを提供するため、多くの営業所やサービス拠点を運営しています。維持するには人件費や管理費がかかり、運営に必要な費用が修理料金に反映されます。広い地域をカバーする体制には一定のコストが伴い、その負担が修理代に影響するのです。
人口の少ない地域での赤字分が料金に反映されることがある
人口が少ない地域では修理の依頼が少なく、メーカーにとって採算を確保しにくい状況が生じます。依頼件数が伸びない地域では赤字が発生しやすく、採算が取れる地域の修理料金に赤字分を加えるケースも少なくありません。全国で同じ水準のサービスを維持する体制が、修理費用に影響します。
緊急対応は割増料金になりやすい
シャッターが途中で止まったり動かなくなったりすると、早めの対応が欠かせません。メーカーは急を要する故障にも対応しており、時間外や休日でも出動できる体制を整えています。ただし、深夜帯や休日の出動は通常とは異なる対応となり、割増料金が設定されているため、修理代が高くなります。
メーカー技術者の作業費が高めに設定されている
メーカーの技術者は、自社製品に関する専門性の高い知識と技術を持つスペシャリストです。高度な専門性やブランドとして求められる信頼性に対する対価として、技術者の作業費や技術料が、一般的な修理業者と比べて高めに設定され、修理費用に反映されます。
シャッターの取り付け費用を抑えるコツ
シャッターの設置・交換にかかる費用は、さまざまな要素によって大きく異なるため、
必要な機能や性能を絞り込むことが重要です。シャッターの取り付け費用を抑える4つのコツをご紹介します。
手動or電動
まずは、シャッターの開閉方式について考えましょう。シャッターの種類と値段の相場の項目でご紹介した通り、設置費用を大きく左右するのはシャッターの開閉方式です。
手動シャッターは、電動シャッターに比べて初期費用が安く済みます。手動シャッターはシンプルな構造で、設置費用も比較的低く抑えられるからです。
一方、電動シャッターは便利で使いやすいですが、モーターや電気配線が必要になるため、設置費用が高くなります。手動と電動では値段が大きく異なるため、費用を抑えるのであれば手動を選ぶことをおすすめします。
ただし、電動シャッターはリモコン操作が可能で、開閉を簡単にできるため、利便性を重視する場合には電動シャッターも検討する価値があります。費用と使い勝手の良さのどちらを重視するのか考えて選びましょう。
素材
シャッターの素材も費用に大きく影響します。スチールやアルミ、ステンレスや木などがありますが、スチール製のシャッターは比較的安価で耐久性もあります。
アルミ製のシャッターは軽量でサビにくいですが、スチール製に比べてやや高価です。また、木製のシャッターは見た目が美しく、自然な風合いがありますが、費用が高くなるだけではなく、こまめなお手入れや定期的なメンテナンスも必要になります。
費用を抑えたい場合は、スチール製のシャッターを選びましょう。スチール製は耐久性が高く、長期間使用できるため、コストパフォーマンスに優れています。
デザイン
シャッターにはさまざまなデザインがありますが、費用を抑えるのであればデザインにはできるだけこだわらないことが大切です。シャッターのデザインも費用に影響します。
シンプルなデザインのシャッターは、装飾が少ないため比較的安価です。一方、凝ったデザインや特注のシャッターは、作るために手間と時間がかかるため、その分だけ費用も高くなります。
デザインにこだわりすぎると、費用が高くなることがほとんどですので、費用とデザインのバランスを考えて選びましょう。
業者
最後にご紹介する費用を抑えるコツが、シャッターの取り付けを依頼する業者選びです。業者選びも費用に大きな影響を与えます。
複数の業者から見積りを取り、金額や対応などを比較することで、最適な価格とサービスを提供してくれる業者を見つけられます。また、お住まいのエリアに対応している、地域密着型の業者を選ぶことで、交通費や出張費を抑えられるでしょう。
信頼できる業者を選ぶためには、過去の施工実績を確認するだけではなく、口コミや評判をチェックすることも大切です。さらに、アフターサービスが充実している業者を選ぶことで、長期的なメンテナンス費用を抑えられます。
シャッターの設置・交換・修理のお見積りは99シャッターにご依頼ください

シャッターの設置・交換・修理をお考えなら、ぜひ99シャッターにご相談ください。99シャッターはシャッターのプロフェッショナルとして、高品質なサービスと迅速な対応をモットーにしております。
シャッターの設置・交換・修理で気になることといえば、やはり費用ではないでしょうか?シャッターは滅多に設置・交換・修理するものではないため、費用がいくらかかるのか、心配になる人がほとんどでしょう。
99シャッターでは、シャッターの設置・交換・修理を自社スタッフが対応するため、中間マージンが発生しません。安心の価格設定で、お客様に寄り添った価格でご提供させていただいております。
一般のご家庭から企業の倉庫・工場まで対応可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
シャッターの設置費用は、シャッター本体の値段や設置場所など、さまざまな要素によって異なります。
シャッターの費用をできるだけ抑えるためには、あらかじめ必要な機能や性能を絞り込み、無理なく快適に利用できるものを選びましょう。シャッターの設置・交換には費用がかかりますが、長く使うものなので、費用だけではなく使いやすさも重視することが大切です。
99シャッターなら中間マージンが上乗せされないため、費用を抑えられます。シャッターの設置・修理に関するご質問やご相談、お見積りは無料で承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
【筆者・監修者企業】
99シャッター(合同会社BUKAS)
弊社はシャッターを扱って15年以上の実績をもつ代表をはじめ、豊富な工事実績があります。
窓シャッター・車庫シャッター・工事シャッターではメーカー全面協力により信頼と安心安全の施工を実現し、メーカー保証付きで格安で施工いたします。
私たち99シャッターは、シャッター修理・交換・取付に関するお役立ち情報を発信しております。



