
毎日シャッターを使っているけれど、シャッタースラットが何かをご存じない方も多いでしょう。しかし、シャッターの構造やよくあるトラブルを理解しておくと、万が一シャッターにトラブルが生じた場合も、迅速に対応することができます。
そこで本記事では、シャッタースラットのよくあるトラブルや、修理が必要になった場合の対処法をご紹介します。併せて、シャッターの構造について分かりやすく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
シャッタースラットとは?
シャッターはさまざまな部材で構成されていますが、中でもシャッターの外観や機能を左右する重要な部材がシャッタースラットです。
シャッタースラットって何?
日常的にシャッターを使っている方ならば、シャッターがまるでお風呂の蓋のように、複数の細長い板が連なって作られていることをご存じでしょう。シャッタースラットとは、その細長い板状の部材のことを指し、シャッターを開閉する際に動くことで、窓や開口部を覆う役割を果たします。
住宅の窓などに設置されているような、上下に開閉する一般的なシャッターの場合、上部に取りつけられたシャッターボックス内へコンパクトに収納するために、蛇腹状になっています。これを巻き上げたり、引き下げたりして開閉するのです。シャッタースラットは、住宅の遮熱性・遮光性・防犯性・防音性を高める上で、重要な役割を担っています。
シャッタースラットの種類と関連する部材
一口にシャッタースラットと言っても、さまざまな種類や関連する部材があります。ここでは、シャッタースラットの種類と関連する部材の名称、そして役割を確認しましょう。
・鍵スラット
鍵スラットは鍵つきのシャッタースラットです。シャッターの中間辺りに、シリンダー錠付きのシャッタースラットを取りつけます。
手動シャッターには欠かせない部材ですが、電動シャッターはリモコンで操作するため、鍵スラットを取りつける必要はありません。
・手掛けスラット
手掛けスラットとは、シャッターを開閉する際に手をかける「手掛け」が付いたものです。手掛けスラットも鍵スラットと同じく、手動シャッターのみで使われます。
両手を掛けられるよう、シャッタースラットに穴を2カ所開け、樹脂などで作られた部材をはめこみます。長年使用していると、経年劣化によって外れる場合がありますが、このとき交換するのは手掛け部材のみです。
・ポスト口
シャッタースラットにポスト口(郵便受け)があると、新聞や郵便物を受け取れます。なお、既存のシャッタースラットに穴を開け、ポスト口を追加することも可能です。
・座板
座板とは、シャッターの最下部に位置するスラットのことをいい、別名「水切り」とも呼ばれています。シャッターが閉じた際、地面や窓枠にしっかりと接し、風や雨の侵入を防いだり、スラットが劣化しないように雨やホコリから守ったりする役割を果たします。
頑丈な素材で作られていますが、シャッターを閉めている状態では、常に地面に接しているため摩耗しやすく、シャッタースラットより劣化がしやすいです。
シャッタースラットのよくあるトラブル
シャッターを使っていると、スラットにさまざまなトラブルが生じることがあります。トラブルをそのまま放置していると、故障の原因となってしまうため、早めの対処が必要です。
ズレる
シャッタースラットにズレが生じると、シャッターを開け閉めする際にひっかかったり、異音が発生したりします。
シャッタースラットがズレる原因はいくつかあります。長年の使用により、シャッタースラット同士をつなぎ合わせる部分に摩耗や変形が起こり、ズレが生じやすくなるのです。
また、強風や物がぶつかるなど、外部からの衝撃によってスラットが変形し、ズレが生じることもあります。ほかにも、初期段階から取りつけが甘かったり、不適切な使い方をしたりしていると、時間の経過とともにズレが生じやすくなります。
ズレを防ぐためには、定期的なメンテナンスが必要です。ガイドレールの清掃やシャッタースラットの点検を行い、異常があれば早めに対処しましょう。
へこみができる
シャッタースラットのトラブルとして多いのがへこみです。台風や強風で飛んできた木の枝や小石などがぶつかったり、シャッター付近に置いていたものが倒れたりして、へこんでしまうケースがよくあります。
へこみがひどい場合は、シャッターが開閉できなくなる恐れがあります。また、小さなへこみでも、塗装が剥がれた部分からサビが生じる可能性があり、注意が必要です。
シャッタースラットにへこみがあると、見栄えが悪くなることから、シャッターそのものや建物の印象まで悪くなってしまうため、へこみに気付いたら早急に対処しましょう。
レールから外れる
シャッタースラットがレールから外れることも、よくあるトラブルの一つです。レールから外れる原因としては、ガイドレールやスラットの変形が考えられます。
ガイドレールを長期間使っていると、経年劣化や外部からの衝撃により変形することがあります。ガイドレールが変形すると、シャッタースラットが正しい位置に収まらず、レールから外れてしまうのです。
また、シャッタースラット自体が変形している場合も、同様にレールから外れる原因となります。レールから外れると、シャッターの開閉がスムーズに行えなくなり、最悪の場合はシャッターが完全に動かなくなるでしょう。
サビが生じる
塗装の劣化や塩分の付着が原因となり、シャッタースラットの表面にサビが生じることがあります。シャッターは外部に設置されており、常に風雨にさらされているため、湿度の高い地域や海沿いでは、特にサビが生じやすくなります。
サビが生じると、シャッターの見た目が悪くなるのみならず、強度が低下してしまいます。最悪の場合は、シャッタースラットが破損する恐れもあるため、注意しなければなりません。また、サビだらけのシャッターは、手入れが行き届いていないと感じさせたり、建物全体が古びた印象を与えたりしてしまいます。
シャッタースラットにトラブルが生じた際の対処法
シャッターを日常的に使っていると、知らないうちにトラブルが生じることもあるでしょう。そこで、シャッターのスラットにトラブルが生じた場合、一体どのような対処法があるのか、具体的な状況別に詳しくご説明します。
異常のシャッタースラットのみ交換する
異常のあるシャッタースラットの交換のみで済むのは、トラブルが軽度な場合です。具体的には、特定のシャッタースラットのへこみや、塗装の剥がれなどが当てはまります。
特定のシャッタースラットのみを交換するため、シャッター全体を交換するよりも費用を抑えられ、工期も短縮可能です。ただし、古いシャッタースラットと新しいシャッタースラットで色や材質が異なると、見た目が悪くなってしまうでしょう。
すべてのシャッタースラットを交換する
シャッタースラットの多くが経年劣化していたり、全体的に塗装が剥がれたりしている場合は、すべてのシャッタースラットを交換する必要があります。
すべて交換することにより、シャッター全体が新品のように生まれ変わり、耐久性や寿命の向上に期待できます。一方、すべてのシャッタースラットを交換するため、費用がかかり、工期も長くなってしまいます。
シャッターを丸ごと交換する
シャッタースラットのみならず、フレームといったほかの部材にも劣化や老朽化が見られる場合は、シャッターを丸ごと交換しなければなりません。
新しいシャッターに交換することで、耐久性や機能性は向上しますが、費用の負担が大きく、工期も長くなります。
シャッターの構造と部材の名称
シャッターの仕組みを理解すると、どのようなシャッターを取りつければいいのか、判断がしやすくなるでしょう。ここでは、シャッターの構造と部品の名称について、手動シャッターと電動シャッターの2つに分けてご説明します。
手動シャッター
・ガイドレール
シャッタースラットが上下に動くためのレールです。主な素材はアルミで、外壁に固定されています。シャッターのスムーズな開閉を支える重要な部材であり、スラットが正しい位置に収まるように誘導する役割があります。
・中柱
シャッターケースの両端でシャッターを支える柱です。強度があり、変形しにくい素材でできています。ただし、中柱がしっかりと固定されていないと、シャッターの開閉時に揺れやズレが生じることがあります。
・スプリングシャフト
シャッターを巻き上げるためのバネが巻かれている軸です。シャッターの開閉時の力を補助し、スムーズな動きを実現します。手動シャッターの開閉を容易にするために重要な部品で、スプリングシャフトが劣化すると、シャッターの動きが重くなって開閉が困難になることがあります。
・シャッターケース
巻き上げられたシャッタースラットを収納する箱状の部材です。箱がむき出しの「露出納まり」と、箱を天井に組み込んだ「天井納まり」の2種類があります。
・ラッチ
シャッタースラットを固定することで、シャッターが閉じた状態を維持し、安全性や防犯性を保つために欠かせない部材です。ラッチが十分に機能していないと、シャッタースラットをしっかりと固定できないため、シャッターが勝手に開いてしまうことがあります。
・内外錠
シャッターの防犯性を高めるために欠かせない部材で、しっかりと施錠することにより、外部からの侵入を防ぎます。手動シャッターのほとんどは、屋内側からは鍵がなくても解錠・施錠が可能ですが、外側からは解錠・施錠において鍵が必要です。
電動シャッター
・開閉器(モーター)
シャッターを開閉する際、シャッタースラットを上下させるための動力源となるモーターです。モーターは電力を使用してシャッターを上下に動かし、手動での操作を不要にします。なお、モーターには寿命があり、約10年が交換の目安です。
・リミットスイッチ
シャッターの上限・下限の位置を設定し、モーターの動作を停止させるスイッチです。
・巻取りシャフト
シャッタースラットを巻き取る軸のことです。モーターによって回転し、シャッターを開閉させます。
・障害物検知装置
シャッターの開閉中に障害物に接触した場合、モーターを停止させる装置です。障害物検知装置は、安全装置の役割を果たしており、シャッターの動作中に人や物が挟まれるのを防いでくれます。
シャッターの修理は99シャッターにお任せください

シャッタースラットにゆがみやへこみなどのトラブルが生じた際には、専門の業者へ相談することをおすすめします。トラブルの適切な対処法は、シャッターの専門的な知識や技術を持った業者にしか分からないためです。
また、シャッターのトラブルを放置していると、症状が徐々に悪化してしまいます。修理では対処できず、部材の交換が必要となる恐れもあるため、早めの対処が欠かせません。
99シャッターでは、シャッターの修理や交換などのご依頼を承っております。99シャッターは、安心の自社施工・現地見積り無料出張サービス・最短即日駆け付けのスピード修理・全メーカーのシャッター修理対応において、多くのお客さまから選ばれております。
シャッターに関するお悩みのご相談は、お電話・メールフォーム・LINEより承っておりますので、ぜひ99シャッターまでお気軽にお問い合わせください。

【筆者・監修者企業】
99シャッター(合同会社BUKAS)
弊社はシャッターを扱って15年以上の実績をもつ代表をはじめ、豊富な工事実績があります。
窓シャッター・車庫シャッター・工事シャッターではメーカー全面協力により信頼と安心安全の施工を実現し、メーカー保証付きで格安で施工いたします。
私たち99シャッターは、シャッター修理・交換・取付に関するお役立ち情報を発信しております。