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    「シャッターの鍵が急に回らなくなってしまった!」店舗のシャッターを開けようとした際や、自宅のシャッターを閉めようとした際に、このような状況になって焦りを感じたことはありませんか? 鍵が回らないシャッターは、防犯面だけでなく、日々の業務や生活にも大きな支障をきたします。ただし、無理に回そうとすると、さらに状況を悪化させてしまう可能性があるため注意が必要です。

    この記事では、シャッターの鍵が回らない原因を徹底解説し、自分でできる応急処置から、プロに依頼すべきケースまで、具体的な解決策を分かりやすく解説します。

    シャッターの鍵が回らない主な原因

    鍵が回らない原因は1つではありません。鍵や鍵穴だけでなく、シャッター本体に原因があるケースも少なくありません。ここでは、代表的な5つの原因をご紹介します。

    鍵穴のゴミやホコリの蓄積

    シャッターの鍵が回らなくなる原因としてもっとも多いのが、鍵穴に入り込んだ異物の影響です。内部にゴミや砂がたまっていることで、鍵の動作が妨げられてしまいます。

    鍵穴に小さなゴミやホコリ、砂などが詰まっている

    屋外に設置されているシャッターは、風や雨にさらされることが多く、ホコリや砂、小石、虫の死骸などの異物が、鍵穴に入り込みやすい環境にあります。異物が鍵穴に蓄積すると、鍵の挿入や回転が妨げられ、スムーズに操作できなくなる原因となるのです。

    特に、定期的な清掃や点検が行われていない場合、異物の蓄積によって内部機構に悪影響を及ぼすことがあります。

    鍵穴内部や鍵本体のサビによる不具合

    鍵穴が湿気や雨水にさらされ続けることで、内部にサビが発生し、金属同士の動作がスムーズに行えなくなることがあります。鍵本体にサビが発生している場合も同様で、鍵穴と正常にかみ合わず、動作不良を引き起こすのです。

    特に、海沿いの地域や雨が多い地域では、サビが進行しやすいため、定期的な清掃や潤滑剤の塗布が欠かせません。サビは一度発生すると除去が難しくなるため、早めの対応が重要です。

    鍵自体の摩耗や損傷

    長年使っている鍵ほど多くなるのが、鍵自体の摩耗や損傷です。鍵そのものが劣化している場合、正常な構造であっても、鍵穴とのかみ合わせがうまくいかず、回せなくなることがあります

    長年の使用による鍵の摩耗や変形(ゆがみ)

    鍵は長期間の使用で少しずつ摩耗し、ギザギザした切り欠き部分が丸くなってしまいます。ギザギザがわずかでも変形すると、鍵穴内部のピンと正確にかみ合わず、鍵が回らなくなる原因となるのです。

    鍵がポケットやバッグに入っている間に、ほかの金属とこすれて削れてしまうこともあります。また、熱や湿気などの環境要因によって、金属が膨張・収縮し、ゆがんでしまうことも少なくありません。目には見えないわずかな摩耗でも、シリンダーの精密な構造とは合わなくなり、鍵が途中で止まったり、空回りしたりと不具合が出ることもあります。

    無理な力を加えたことによる鍵の破損

    鍵がスムーズに回らないときに無理に力を加えると、鍵自体が曲がったり折れたりするリスクが高まります。表面上は問題がないように見えても、内部でひび割れや曲がりが発生していることがあり、鍵穴とのかみ合わせがずれてしまうのです。

    特に、冬場の寒い時期には、金属が硬化して折れやすくなるため注意が必要です。折れた鍵が鍵穴内部に残ってしまうと、状況はさらに深刻になります。

    鍵穴内部のシリンダーの劣化や故障

    鍵を差し込んでも回らない場合、鍵穴内部の機構自体にトラブルが起きている可能性があります。経年劣化や内部部品の破損が原因となるケースです。

    鍵穴内部のシリンダーの経年劣化

    シリンダーは、内部に複数のピンやスプリングなどの繊細な部品が組み込まれた、精密な機構です。さまざまな部品が長期間の使用により徐々に摩耗することで、スムーズな動作が難しくなっていきます。

    また、金属疲労やホコリの蓄積により動きが悪くなり、鍵を正常に差し込んでも回らなかったり、途中で引っかかったりする不具合が生じやすくなります。特に、使用頻度の高い店舗のシャッターや、屋外で風雨にさらされる住宅用シャッターでは、経年劣化が早く進む傾向があります。

    シリンダー内部のピンが折れてしまっている、または固着している状態

    鍵穴内部には、高さの異なる複数のピンが内蔵されており、ピンが鍵と正確に連動することで回転する仕組みです。しかし、長年の使用や異物混入、潤滑剤不足などが原因でピンがサビついて動かなくなったり、物理的に折れてしまったりすることがあります。

    ピンが正常に動作しないと鍵は回せなくなり、無理に力を加えることで、さらなる損傷を招くおそれがあります。

    鍵穴内部の潤滑剤不足

    潤滑剤が不足すると、シリンダー内部の金属部品同士の摩擦が強くなり、鍵を差し込む際に引っかかりを感じたり、回転が重くなったりします。特に、気温や湿度の変化が大きい場所では、潤滑剤が乾燥しやすく、トラブルの原因になりやすい傾向があります。

    適切な潤滑剤の塗布を定期的に行うことで、シリンダー内部の動作を滑らかに保ち、トラブルを未然に防ぐことが可能です。

    シャッター本体のゆがみや部品不良

    鍵や鍵穴に問題がないにもかかわらず、鍵が回らない場合は、シャッターの構造部分に異常があることも考えられるでしょう。

    シャッターのガイドレールやスラットのゆがみ・変形

    シャッターのガイドレールやスラットにゆがみが生じていると、シャッター全体の動作に負荷がかかり、鍵の開閉が妨げられます。

    シャッターボックス内部の部品の破損や不具合

    鍵は正常でも、シャッターボックス内部の部品に不具合があると、鍵が正常に動作していても開閉できません。

    鍵の間違い

    慌てているときや複数の鍵を管理しているときは、似た形状の鍵を誤って使ってしまうことがあるでしょう。見た目が似ている鍵を誤って使用しても、当然ながら回りません。無理に回すと鍵穴を破損してしまうこともあるため、鍵を使用する前に種類をよく確認しましょう。

    シャッターの鍵が回らないときに試せる応急処置

    突然鍵が回らなくなった場合でも、自分でできる応急処置で改善できるケースがあります。トラブルが軽度であれば、以下の対処法を試してみましょう。

    鍵穴の清掃と潤滑剤の正しい使い方

    鍵の回転を妨げている原因として多いのが、鍵穴内部の汚れや潤滑剤の不足です。まずは、簡単な清掃と潤滑剤の塗布から始めてみてください。

    鍵穴のゴミを取り除く方法

    鍵穴内部に詰まったゴミや砂を取り除くには、エアダスターや掃除機を使った清掃が効果的です。針金やつまようじなどを使って無理にかき出すのは、内部を傷つけるおそれがあるためやめましょう。

    鍵穴専用の潤滑剤の正しい使い方

    鍵専用の潤滑剤を使うことで、シリンダー内部の滑りをよくし、鍵の動作を改善できます。潤滑剤を鍵穴に少量吹きかけた後、鍵を数回出し入れしてなじませましょう。

    「やってはいけない」こと

    油性の潤滑剤は、一時的に滑りはよくなりますが、ホコリを吸着しやすくなり、時間が経つとかえって動きが悪化します。鍵専用ではない潤滑剤の使用は避けましょう。

    スペアキーを試す方法とメンテナンス

    鍵本体に問題がある可能性を探るためには、スペアキーを使って動作を確認する方法が効果的です。使用前後の点検方法も併せて確認しておきましょう。

    スペアキーで試すことの重要性

    現在使用している鍵が摩耗している可能性があるため、スペアキーを使って動作確認することがトラブル原因の特定に役立ちます。

    鍵に付着した汚れや異物を拭き取る

    鍵に付着しているホコリや油汚れを柔らかい布で丁寧に拭き取ると、鍵穴への異物侵入を防ぎ、スムーズな操作が可能になります。

    鍵の変形や摩耗がないか目視で確認する

    鍵本体やギザギザ部分に、ゆがみや変形がないか確認しましょう。見た目に異常がある場合は使用を中止し、鍵を交換してください。

    鉛筆を用いる方法

    B以上の濃い鉛筆で、鍵のギザギザ部分に黒鉛をこすりつけると、簡易的な潤滑剤の代用になります。黒鉛が鍵穴内部に付着し、滑りを一時的に改善する効果が期待できます。

    シャッターの全体をチェックするポイント

    鍵に問題が見当たらない場合は、シャッター本体に異常がないかを確認する必要があります。構造や可動部の点検を行い、物理的な引っかかりがないかを見てみましょう。

    ガイドレールに異物がないか確認する

    シャッターの開閉がスムーズに行えない場合、ガイドレールに小石やゴミが詰まっていることがあります。レールの清掃と異物除去を行いましょう。

    シャッターのスラットにゆがみや破損がないか確認する

    スラットにゆがみや破損があると、シャッター全体の動作に支障をきたし、鍵が回らなくなる原因になります。目視や軽く揺すって、異常がないか確認してください。

    シャッターの鍵を無理に回した際のリスク

    鍵が回らないからといって、力任せに回そうとすると、さらなるトラブルを招くおそれがあります。無理に回した際のリスクを知っておきましょう。

    鍵の折損

    無理に力を加えて鍵を回すと、鍵の根元や先端が折れてしまう危険があります。鍵穴の中で折れてしまった場合、破片が内部に残り、鍵の抜き差しができなくなるばかりか、鍵穴の構造全体を破損してしまいます。このような状態になると、一般的な工具や市販の道具では対応できないため、専門業者に依頼しなければなりません。

    鍵穴のさらなる損傷

    鍵が回らないからといって、力任せに操作し続けると、内部のシリンダーやピンに過度な圧力がかかり、さらに破損させる危険性があります。損傷がひどい場合、シリンダー全体の交換が必要となるため、費用も時間も余計にかかってしまいます。

    シャッター本体への影響

    鍵が回らない原因がシャッター本体にある場合、そのまま鍵を無理に回すことで、シャッターのガイドレールやスラット部分に過剰な力が加わり、構造全体がゆがんでしまうおそれがあります。シャッターの動作不良が悪化すると、部分修理では対応できなくなり、全体の交換が必要になることもあるでしょう。

    鍵かシャッター本体のどちらに原因があるのか見極めが難しい場合は、無理をせず専門家に相談することをおすすめします。

    解決しない場合はプロに任せるべき理由と費用の相場

    応急処置を試しても改善しない場合や、原因が特定できない場合は、無理をせず専門業者に依頼しましょう。ここでは、プロに任せるメリットや費用の目安についてご説明します。

    プロが迅速かつ確実に解決できる理由

    専門の修理業者は、シャッターの仕組みに精通しており、原因を素早く特定して的確に対処できます。プロに依頼することで得られる主なメリットをご紹介します。

    シャッターと鍵の構造に関する深い専門知識がある

    シャッターや鍵は複雑な構造をしており、構造を熟知していなければ正確な判断や対応はできません。専門業者は長年の経験と知識に基づいて、トラブルの根本原因を即座に見極め、最適な修理を行うことが可能です。

    鍵穴の状態を正確に診断する特殊な道具を使用する

    シャッターの鍵の修理では、一般家庭にはない特殊な道具を使用します。目視では確認できない異常も把握でき、問題の特定と修理に役立ちます。

    鍵の交換からシャッター修理まで一貫して対応できる技術力がある

    鍵だけでなくシャッター本体にまで原因が及んでいる場合でも、専門業者であればすべてに対応できます。部品交換や調整まで一貫して行える体制が整っているため、スムーズに問題を解決できる点がメリットです。

    プロに依頼した場合の費用の相場

    シャッターの修理を依頼する際に気になることといえば、やはり費用ではないでしょうか。簡易な清掃や潤滑剤の塗布などのメンテナンスであれば1万円~、鍵ユニットの交換は種類にもよりますが2万円~が相場です。

    また、シャッター本体に及ぶ修理や部品交換が必要な場合は、5万円を超えるケースもありますので、まずは無料見積もりに対応している業者に相談し、詳細な費用を確認しましょう。

    99シャッターが選ばれる3つの理由

    数ある修理業者の中でも、99シャッターが選ばれているのには、迅速性・専門性・信頼性という3つの強みがあるからです。それぞれの特長について詳しくご説明します。

    理由その1.緊急事態に駆けつけるスピード

    突然のシャッタートラブルは、防犯面の不安や業務の遅延など、深刻な影響を与える可能性があります。99シャッターでは夜間や休日も対応しており、最短即日で現場に駆けつける迅速な体制が強みです。

    例えば、店舗の鍵が回らなくなったケースでは、即日対応し、翌日の営業開始に間に合ったという事例があります。お客様の「困った」にすぐ対応できる体制が整っているため、急なトラブルでも安心して任せられます。

    理由その2.豊富な経験と実績!あらゆるシャッターに対応

    99シャッターは、住宅用・店舗用・工場用など、さまざまな種類のシャッターに関する豊富な対応実績があります。手動シャッターや電動シャッターから、リモコン連動タイプやセキュリティ機能付きモデルまで、構造の違いに応じた修理や調整が可能です。

    また、あらゆるメーカーのシャッターに対応しており、古い型番のシャッターでも柔軟に対応できるのが特長です。幅広い知識と経験に基づいた判断力により、速やかに原因を突き止め、適切な修理方法を選択できます。

    理由その3.安心の適正価格と丁寧な説明

    99シャッターでは、明確な料金体系とお客様への丁寧な説明を重視しています。現地調査の上で、作業内容や必要な部品、費用の内訳を分かりやすく提示します。

    追加費用が必要となる場合も、事前に相談・了承を得た上で対応するため、後から高額な請求が発生する心配はありません。お客様が安心して判断できる体制が整っていることが、信頼される理由の一つです。

    鍵が回らなくて困ったときはすぐに99シャッターにご連絡ください!

    シャッターの鍵が回らないという緊急事態は、突然訪れるものですが、慌てて無理な対処をすると、状況をさらに悪化させてしまう可能性があります。シャッターの鍵が回らない原因は、鍵穴の異物混入や鍵の劣化、シリンダーの不具合、シャッター本体の故障など多岐にわたります。まずは、落ち着いて自分でできる応急処置を試してみましょう。

    ただし、症状が改善しなかったり、少しでも不安を感じたりした場合は、迷わずプロのシャッター修理業者に相談することが、被害を最小限に抑え、安全かつ確実に解決するための最善策です。

    99シャッターは、お客様の緊急事態に迅速に対応し、長年の経験と実績に基づいた確かな技術で、あらゆるシャッターのトラブルを解決いたします。鍵が回らずお困りの際は、まずはお気軽にご相談ください。

    シャッターの鍵が回らない!5つの原因と今すぐできる対処法をプロが解説

    【筆者・監修者企業】

    99シャッター(合同会社BUKAS)

    弊社はシャッターを扱って15年以上の実績をもつ代表をはじめ、豊富な工事実績があります。
    窓シャッター・車庫シャッター・工事シャッターではメーカー全面協力により信頼と安心安全の施工を実現し、メーカー保証付きで格安で施工いたします。
    私たち99シャッターは、シャッター修理・交換・取付に関するお役立ち情報を発信しております。

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