屋外に設置されるシャッターは、雨や湿気、海風などの影響を日常的に受けるため、時間の経過とともにサビが発生しやすくなります。金属製のシャッターは、表面の保護が弱まると劣化が進み、見た目の問題だけではなく、異音や開閉不良などが生じる原因となります。さらに放置するとサビが広がり、修理範囲や費用が大きくなりかねません。この記事では、シャッターのサビの原因や症状から、修理方法や費用の目安までくわしく解説します。
シャッターがサビる原因
シャッターの大部分は金属で作られているため、水分や塩分といった外部環境の影響により酸化が進み、サビが発生します。シャッターがサビる主な原因を見ていきましょう。
雨
雨はシャッターの劣化を進める原因の一つです。屋外に設置されたシャッターは日常的に雨にさらされ、表面に水分が残ります。塗装による保護が経年劣化で弱まると、雨水が金属部分に届きやすくなり、サビが生じて徐々に広がります。特に、開口部周辺や継ぎ目は水がたまりやすく、サビが進行しやすい箇所です。
風
風が強く吹く環境では、雨水や砂塵がシャッター内部へ入り込みます。風によって運ばれた塵やホコリが表面に付着し、汚れが水分を保持し続けることでサビが発生します。
潮風
塩分を含んだ潮風は、金属の腐食を進めます。海沿いでは空気中の塩分がシャッター表面に付着するため、内陸部と比べてサビや金属の劣化の進行も早まります。
融雪剤
融雪剤に含まれる成分は金属腐食を促す性質があり、冬季に散布された融雪剤が道路から飛散し、シャッターに付着するとサビの原因になります。特に、地面に近い底部や水切り付近は影響を強く受けます。
結露
温度差が大きい環境ではシャッター表面に結露が発生し、水分が長時間残ると金属の腐食が進みます。日当たりの悪い場所や、換気が不十分な場所に設置されたシャッターは、雨に濡れなくても結露でサビが進行します。
メンテナンス不足
定期的なお手入れを怠るとサビが進行します。異変をそのままにすると、小さなサビが広がり、修理が必要な段階まで深刻化します。
シャッターのサビによる症状
シャッターにサビが発生すると、外観や動作にさまざまな不具合が生じます。ここでは、シャッターのサビによる主な症状を解説します。
サビが広がる
表面に発生したサビは周囲へ拡大し、金属表面の劣化範囲が徐々に広がります。時間の経過とともに赤サビが増加し、金属特有の光沢が失われ、外観の美しさが損なわれます。
塗装がはがれる
サビの発生により塗膜と金属の密着が弱まり、表面の塗装が浮き上がります。開閉時の振動や外部からの衝撃が加わると、浮いた部分が剥がれてしまうのです。剥がれた箇所では金属が露出し、腐食が進みます。
穴が開く
腐食が進行すると表面にサビが広がり、金属が徐々に薄くなります。劣化した部分では強度が低下し、最終的に穴が開いてしまいます。穴が開いた箇所は、水分や空気が内部へ入り込みやすくなるでしょう。
異音がする
スラットにサビが発生すると表面が膨らんだり歪んだりし、動作時に抵抗が増え、こすれる音や引っかかる音が発生します。サビの進行によって変形が大きくなると、異音も目立つようになります。
シャッターが閉まらない
座板(水切り部分)にサビが生じると形状が変化し、地面やガイドとの収まりが悪くなります。シャッターが最後まで下りきらず、完全に閉じなくなったり、施錠できなくなったりします。
スムーズに開閉できない
レールの内部やスラットにサビが発生すると、摩擦が増えて動作が重くなります。サビの進行によって動きが不安定になると、斜めに傾く・途中で止まるなどの症状が発生します。
シャッターが動かなくなる
駆動部や巻き取り機構にサビが進行すると、可動部分が固着します。内部摩耗と腐食が進めば、動作が停止します。巻き取りが不安定になるとシャッターの動作が正常に行えなくなり、落下のリスクも生じるため早急な対処が必要です。
サビを放置した場合のリスク
サビを放置すると劣化が徐々に進行し、シャッター全体の機能や安全性に影響が及びます。ここでは、サビを放置した場合のリスクについて解説します。
動作不良の悪化
サビが進行すると金属表面の摩擦が増え、シャッターの動きが徐々に重くなります。初期段階ではわずかな引っかかり程度でも、進行すると開閉全体に影響が及び、途中停止や不安定な動作が発生します。日常的な使用にも支障が出るでしょう。
モーターや駆動部への負荷の増加
サビによって抵抗が増すと、モーターや駆動部に通常以上の力がかかります。負荷が継続的に蓄積されると部品の摩耗が早まり、動作音の増加や性能低下につながります。そのまま放置していると故障につながりかねません。
防犯性の低下
動作不良が進むとシャッターが完全に閉まらなくなったり、施錠できなくなったりする恐れがあります。簡単にシャッターを開けられる状態では、外部からの侵入リスクが高まります。住宅や店舗においては、安全性の面で大きな問題となるでしょう。
安全性の低下
サビによる劣化が進むと部材の強度が低下し、動作時のバランスが崩れやすくなります。スラットや巻き取り部の異常は予期しない動作につながり、落下や挟まれといった事故の原因になります。特に、使用頻度が高い環境では注意が必要です。
修理費用の増加
軽度のサビであれば部分補修で対応できますが、放置すると損傷範囲が広がります。部品交換や全体修理が必要になると、費用負担が大きくなります。サビの拡大を防ぐために、早めの処置が欠かせません。
シャッターのサビの修理方法
シャッターに発生したサビは、進行度によって適切な対処方法が異なります。ここでは、代表的な修理方法を紹介します。
サビ取り
サビ取りは、シャッター表面に付着したサビを除去する基本的な対処方法です。サンドペーパーやワイヤーブラシ、電動の研磨工具を使用し、金属表面のサビを削り落とします。サビの範囲が小さい段階では、サビ取りで見た目の改善と進行の抑制が期待できます。ただし、サビは表面だけでなく内部へ進行している場合もあり、外観だけでは状態を正確に判断できません。そのため、サビ取り後も状態を確認しながら、必要に応じて追加のサビ取りや補修をします。進行している場合には、サビ取りのみでは十分な改善が見込めない場合もあります。
防錆塗装
サビ取り後の金属表面には、防錆塗装を施すのが一般的です。塗料を塗れば外気や水分との接触を防ぎ、サビの再発を抑えられます。シャッターは屋外に設置されることが多く、雨や湿気にさらされるため、防錆塗装の有無はシャッターの耐久性に大きく影響します。塗装が劣化したまま放置すると再びサビが発生しやすくなるため、定期的な塗り替えやメンテナンスが欠かせません。
部材の交換・本体交換
サビが広範囲に及んでいたり、動作に支障が出ていたりすると、サビ取りや防錆塗装では対処できません。サビた部材の交換や本体の交換が必要になります。部材交換はスラットやレールなど、劣化した部分のみを取り替える方法で、負担を抑えながら機能の回復が可能です。一方、サビが駆動部や巻き取り部にまで及んでいると、動作不良や安全性の低下が発生する可能性が高くなるため、シャッター全体を新しくする本体交換をします。本体の交換は費用が高くなりますが、動作性や安全性の改善につながります。どの方法で対処するかは、専門業者による点検で状態を確認したうえで判断します。
DIYでできるシャッターのサビの対処法
シャッターのサビが軽度の場合には、DIYでも対処できます。ここでは、DIYでのサビ対処の手順と注意点を解説します。
用意するもの
作業を始める前に必要な道具を揃えましょう。
サンドペーパー・ワイヤーブラシ
金属表面のサビを削り落とすために必要です。サビの深さに応じて使い分けます。
刷毛(はけ)・ローラー
塗料を塗布するための道具です。面積や凹凸の有無に応じて選びます。
塗料
金属専用の錆止め塗料やシャッター専用の塗料、錆止め効果のある下塗り塗料などを用意します。
マスキングテープ・養生用のビニール
塗料が周囲に付着するのを防ぐために使用します。
脚立
高所作業を安全に行うために欠かせません。安定した場所に設置します。
作業の流れ
準備が整ったら、以下の手順で進めます。
STEP1.サビを落とす
サンドペーパーやワイヤーブラシを使用し、シャッター表面のサビを丁寧に削り取ります。サビが残った状態で塗装すると、内部で腐食が進行して再発の原因になるため、表面の色が均一になるまでしっかり除去してください。凹凸が残っている場合は、電動工具を併用すると作業効率が上がります。
STEP2.汚れを洗い流す
削りカスや粉状のサビを布や水でしっかり取り除き、表面をきれいな状態に整えます。汚れが残っていると塗料が密着しにくくなり、塗膜の剥がれや浮きの原因になります。特に、細かい溝部分は汚れが残りやすいため、ブラシなどを使って丁寧に取り除きましょう。洗い流したあとは十分に乾燥させ、湿気が残らない状態にします。
STEP3.養生する
塗料が付着してはいけない部分をマスキングテープや養生用のビニールで保護します。シャッター周辺の壁や床、レール部分までしっかり養生すれば、仕上がりが良くなります。養生が不十分だと余計な場所に塗料が付着し、後処理の手間が増えるため注意が必要です。
STEP4.塗料を塗る
塗料は下塗りと上塗りを合わせて2~3回塗ります。塗料にはさまざまな種類がありますが、必ず錆止め効果のある塗料を選びましょう。細かい部分には刷毛、広範囲にはローラーと使い分けて塗ります。塗料が十分に乾燥したら作業完了です。
注意点
塗装をきれいに仕上げるために、次の3つのポイントを意識しましょう。
天気の良い日に行う
雨の日は金属表面が濡れるだけでなく、塗装後に塗料が雨で流れる恐れがあります。湿気が多いと塗料の乾きも遅くなるため、晴天の日を選んで作業してください。作業開始前に、金属表面が完全に乾いているか確認します。
塗料は上部から塗る
塗料は高い位置から塗り始め、下に向かって進めます。上から下へ塗料を伸ばすと、垂れた分を下の範囲で塗り込めるため、塗りムラを防げるからです。順序を意識すれば、無駄な塗り直しを避け、きれいに仕上がります。
塗料を厚く塗らない
一度に厚く塗ると塗りムラが生じます。また、塗料の内部まで乾燥が進まず、剥がれやすくなる原因となります。一度で仕上げようとせず、薄く均一に塗り、乾燥時間を十分に空けて重ね塗りを繰り返してください。数回に分けて塗り重ねると塗り残しが減り、表面を均一に保護できます。
プロによるシャッターのサビの修理・交換と費用の目安
シャッターのサビが深刻な場合や、DIYでの対処が難しい場合には専門業者に相談しましょう。ここでは、主な修理方法と費用の目安を紹介します。
調整
サビの影響が軽微な場合は、部材交換をせずに調整で改善できます。レール内部の異物除去や潤滑剤の塗布、レールの調整などを行い、開閉時の抵抗を軽減します。レール内にサビや汚れが蓄積すると、シャッターの動きが悪くなったり、開閉時に異音が発生したりしますが、こうした症状は部材自体が損傷しているわけではないため、清掃や調整によって改善できるケースも少なくありません。部材交換を伴わないため、比較的費用を抑えやすい修理方法です。費用の目安は1万円~2万円程度です。
部材の交換
サビによる劣化が一部の部材にとどまっている場合は、損傷した箇所のみを交換します。シャッター全体を交換する必要がないため、費用を抑えながら機能の回復を図れます。特に、サビが発生しやすいスラットや座板は腐食によって強度が低下し、交換が必要になるケースも少なくありません。また、鍵にサビが発生すると施錠や解錠がしにくくなり、鍵の交換が必要です。交換する部材や範囲によって費用は異なります。費用の目安は以下のとおりです。
| 修理内容 | 費用の目安 |
| スラットの一部交換 | 1万円~ |
| スラットの全交換 | 20万円~ |
| 鍵の交換 | 2万円~ |
| 座板の交換 | 4万円~ |
シャッターの全交換
サビや腐食が広範囲に及んでいる場合は、シャッター全体の交換が必要です。修理後の再発リスクが高い状態や、交換部品を確保できない古いシャッターも全交換します。腐食が進行したシャッターは、スラットやレールだけでなく、巻き取り部や駆動部にも影響が及びます。複数の箇所に劣化が広がると修理箇所が増えるため、部分修理を重ねるより全交換を選択するケースも少なくありません。全交換によってシャッター全体を新しくすると、動作性や安全性の改善が期待できます。費用はシャッターの種類やサイズによって異なりますが、一般的な手動シャッターの場合は10万円~25万円程度が目安です。
サビたシャッターの修理・交換は99シャッターにおまかせ
シャッターのサビは放置すると動作不良や安全性の低下につながる恐れがあります。99シャッターでは、サビによる不具合や腐食の進行状況を確認し、最適な修理方法を提案しています。
迅速な対応でトラブルを早期に解決
シャッターの不具合は放置するほど症状が進行し、修理範囲が広がる恐れがあります。99シャッターは最短即日対応が可能です。「サビが広がっている」「開閉しにくい」「異音がする」など、シャッターのあらゆる不具合に対応しており、状況に応じた最適な修理方法を提案します。急なトラブルにも柔軟に対応し、早期の改善を目指します。
シャッターの状態に応じた修理対応
99シャッターは、三和シヤッターや文化シヤッターなど主要メーカーのシャッターに対応し、サビの進行状況やシャッター全体の状態を確認したうえで、部分修理か本体交換かを判断しています。無駄な工事を避け、状態に応じた最適な修理につなげています。
自社施工による一貫対応
99シャッターでは現地調査から施工までを自社で一貫して対応しています。外部業者を挟まないため中間マージンが発生せず、コストを抑えた施工が可能です。現地で確認した不具合や修理方針をそのまま施工に反映でき、調査時の判断内容に基づいて作業をするため、無駄のない施工を実現します。
まとめ
シャッターのサビは放置すると進行し、修理範囲や費用が大きくなる可能性があります。サビや動作の不具合が見られる場合は、自己判断で放置せず、専門業者へ相談すれば状況に応じた修理や交換の提案が受けられます。99シャッターは、丁寧な対応とスピーディーな作業に定評のあるシャッター修理業者です。サビの状態に応じて修理や交換の提案をしていますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
【筆者・監修者企業】
99シャッター(合同会社BUKAS)
弊社はシャッターを扱って15年以上の実績をもつ代表をはじめ、豊富な工事実績があります。
窓シャッター・車庫シャッター・工事シャッターではメーカー全面協力により信頼と安心安全の施工を実現し、メーカー保証付きで格安で施工いたします。
私たち99シャッターは、シャッター修理・交換・取付に関するお役立ち情報を発信しております。



