「シャッターは防犯に意味がない」という噂は本当なのでしょうか。住宅への侵入では窓が狙われやすく、物理的な障壁となるシャッターは防犯対策において重要な役割を果たします。本記事では、シャッターの防犯効果やメリット・デメリットに加え、効果を高めるポイントや導入費用、補助金制度までくわしく解説します。
シャッターは防犯に意味ないの?効果と重要性
「シャッターは防犯に意味がない」と言われることがありますが、実際には一定の防犯効果が期待できます。特に、窓からの侵入対策では、侵入までに時間をかけさせやすい点が特徴です。ただし、シャッターだけで侵入を完全に防げるわけではないため、防犯ガラスや補助錠などと組み合わせることが重要です。
侵入に時間がかかると犯行を諦める傾向がある
警察庁の「住まいる防犯110番」によると、侵入に5分以上かかる場合、侵入者の約7割が犯行を断念するとされています。侵入窃盗では、短時間で侵入できる住宅が狙われやすく、侵入に時間がかかる住宅ほど避けられやすいといわれています。シャッターを設置すると、窓ガラスへ直接手をかけられず、ガラスを破る前にシャッターの開閉や破壊といった工程が増え、侵入までの所要時間が長くなります。特に住宅街では、作業音や不審な行動は、周囲に見られるリスクが高まります。空き巣は人目につくことを嫌うため、侵入に時間がかかる住宅と認識されるだけでも、防犯対策として一定の効果が期待できるでしょう。
出典:警察庁・住まいる防犯110番「侵入者プロファイリング~心理と行動③」(https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_a/a_e_3.html)
窓からの侵入が多い
一戸建住宅の侵入窃盗では、侵入口として窓が最も多く使われています。侵入手口では鍵の閉め忘れに次いでガラス破りが多く、窓の防犯対策の重要性の高さがわかります。窓の防犯性を高めるためには、簡単にガラスへ触れられない状態を作れるシャッターの設置が有効です。
出典:警察庁・住まいる防犯110番「手口で見る侵入犯罪の脅威」(https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_a/a_d_1.html)
物理的・視覚的・心理的な抑止効果がある
シャッターの防犯効果は、単に壊しにくくする物理面だけではなく、視覚的・心理的にも効果が期待されます。
物理的効果
シャッターの素材や構造は、窓ガラスに比べて非常に強固です。バールなどの工具を用いたこじ開けに対しても、一定の効果が期待できます。窓の外側にシャッターを設置すれば、ガラスを割るという行為そのものを物理的に阻止できます。
視覚的効果
空き巣はターゲットを選定するために下見をします。シャッターを設置していると、防犯対策をしていることが視覚的に伝わるため、「この家は侵入に手間がかかりそうだ」と空き巣に認識させられます。対策が何もされていない無防備な窓と、シャッターで守られた窓では、シャッターがあるほうが狙われる確率は低くなるでしょう。
心理的効果
人目につくことを嫌う空き巣は、常に「見つかりたくない」「早く立ち去りたい」という心理状態にあります。シャッターを無理に開けようとすれば、大きな音が発生するリスクは避けられません。「大きな音を立てたくない」「時間をかけたくない」という心理が働き、犯行を未然に思いとどまらせる効果が期待できます。
シャッターのメリット
シャッターは防犯対策としての役割だけでなく、日々の暮らしを快適にするさまざまな機能を備えています。住宅にシャッターを設置した際のメリットを見ていきましょう。
侵入のハードルを上げる
窓の外側にシャッターがあると、侵入を試みる空き巣の作業工程が増えます。一般的な窓ガラスであれば比較的短時間で割れますが、金属製のシャッターをこじ開けたり破壊したりするには、かなりの時間と手間がかかるでしょう。シャッターで侵入のハードルを上げれば、被害を未然に防げます。
防犯とあわせて窓ガラスの保護につながる
シャッターは侵入対策だけでなく、窓ガラスの保護にも役立ちます。台風や強風時に飛来物が窓に当たると、窓ガラスが破損してしまう恐れがあるでしょう。シャッターがあれば窓への直接的な衝撃を防ぎ、窓ガラスが割れるのを防ぎます。台風や強風による窓ガラスの破損対策として、シャッターを設置する住宅も増えています。
遮音・遮光・遮熱による生活環境の改善
シャッターには、外部からの音や光を遮るメリットもあります。外の騒音を和らげる遮音効果や、光を完全に遮る遮光性によって、静かで落ち着いた空間を保ちやすくなります。また、窓とシャッターの間に空気の層ができるため、断熱や遮熱の効果も期待できるでしょう。夏場は室温の上昇を抑え、冬場は冷気が入り込むのを防ぎます。
シャッターのデメリット
防犯や災害対策に有効なシャッターですが、導入にあたってはいくつか注意点があります。設置後に後悔しないためには、事前にデメリットも確認しておきましょう。
導入・維持にコストがかかる
シャッターを設置する際は、本体代だけでなく工事費も発生します。特に電動タイプは配線工事が必要となるため、手動タイプと比べて初期費用が高くなる傾向があります。また、長期間使用する中では、部品交換や修理といった維持費も発生するため、導入時だけでなくランニングコストも考慮しておかなければなりません。
開閉の手間や音が気になる
手動タイプのシャッターは、毎日の開閉作業が必要です。窓の数が多い住宅では開け閉めする作業の回数も増え、朝や夜の忙しい時間帯には負担に感じられるでしょう。また、手動タイプのシャッターは、開閉する際に金属音が発生するため、住宅の環境によっては音が気になる人も少なくありません。早朝や夜間に使用する場合は、近隣への配慮が求められます。
不在がわかる可能性が高い
シャッターが数日にわたって閉まったままの状態だと、外から見て留守であると推測される原因になります。長期不在時に閉めっぱなしにすると、かえって空き巣に不在を知らせてしまう恐れがあるため、タイマー機能付きの電動シャッターを活用するなどの工夫が必要です。
シャッターの防犯効果を高める対策
シャッター単体でも防犯効果はありますが、他の設備と併用すると防犯性を高められます。
防犯フィルム
防犯フィルムは窓ガラスの内側に貼り付けて使用するアイテムです。シャッターを開けている日中の時間帯でも窓ガラスを保護でき、ガラス破りへの対策として有効です。バールやハンマーなどの衝撃を受けてもガラスがすぐには崩れにくく、破壊までの時間を稼げるでしょう。ガラスが割れた場合でも破片の飛散を抑えられるため、室内への被害軽減にもつながります。シャッターを設置できない小さな窓にも施工可能で、室内が見えにくくなるフィルムを選べばプライバシーも守れます。ネット通販やホームセンターなどで購入できるため、すぐに導入できる点もメリットです。
防犯ガラス
防犯ガラスは、2枚のガラスの間に特殊な膜を挟み込んだ構造です。通常のガラスよりも強度が高く、打撃を受けても貫通しにくい特徴があります。シャッターを開けている時間帯でも窓そのものの防御力を維持でき、侵入までの時間を延ばせます。ただし、特殊な構造のため、一般的なガラスよりも費用がかかります。
面格子
面格子は窓の外側に設置する金属製の防犯設備です。窓の前に障害物を設け、手や工具が窓に届きにくくなるので、浴室やトイレなどシャッターを設置できない小窓で多く採用されています。ただし、製品によっては工具を使って破壊・取り外しを試みられる可能性があるため、強度の高いステンレス製や、CPマークのついた製品を選びましょう。
補助錠
補助錠はサッシに追加して取り付ける鍵です。上下に設置して施錠箇所を増やし、開錠までの時間を稼ぎます。クレセント錠付近のガラスを割られても、手を伸ばして解錠しにくくなるため、窓からの侵入対策として有効です。簡易タイプからネジで固定するタイプまでさまざまな種類があります。
シャッター補強材
シャッター補強材は既存のシャッターに後付けする補強部材です。外部からのこじ開けや持ち上げに対する抵抗力を高め、無理な開放を防ぎます。防犯目的だけでなく、強風時のシャッターのたわみや変形を抑える用途でも使用されます。
センサーライト
センサーライトは人の動きを検知して自動で点灯する照明です。裏口や勝手口などの死角に設置し、暗所での空き巣の接近を明るく照らします。突然の点灯によって周囲からの視認性が上がり、空き巣の行動を抑える効果があります。住宅と合わせてガレージにも取り付ければ、車上荒らしも防げるでしょう。
防犯アラーム
防犯アラームは、窓やシャッターの振動や開放を検知すると、大音量で警報を発するアイテムです。異常が発生した段階で音を出すため、侵入の継続を難しくします。衝撃検知型と開放検知型があり、設置する窓に合わせて選びます。
シャッターを後付けする際の費用の相場
シャッターを後付けする際にかかる費用は、操作方式の違いや窓のサイズによって変動します。一般的な掃き出し窓にシャッターを設置する際の目安を確認しておきましょう。
手動シャッター
手動シャッターの設置費用は、10万円~20万円が目安です。手動タイプは構造がシンプルなため製品価格を抑えられ、電気工事も必要ありません。施工にかかる時間も短く、初期費用を抑えたい場合に適しています。
電動シャッター
電動シャッターを導入する場合の設置費用は、20万円~40万円が目安です。本体価格が手動より高いうえに、屋内から電源を確保するための配線工事費が別途発生するからです。一方で、窓を開けずにリモコン一つで開閉できるため、毎日の負担を大幅に軽減できるメリットがあります。
費用が変動する要因
設置環境やシャッターの仕様によっては、相場とは別に費用が加算されるケースがあります。例えば、2階以上の窓に外側からシャッターを設置する際に、ベランダなどの足場がない場所では、別途足場代が必要です。また、閉めたまま採光や通風ができるルーバータイプや、強風への耐性を高めた防災仕様の製品を選ぶと、標準的な製品よりも価格が上がります。他にも、設置場所や外壁の仕上げ材の種類によっても工賃が変動するため、事前に現地調査を依頼して見積もりを確認することが重要です。
シャッターのリフォームに活用できる補助金
シャッターを設置する際に、国や自治体の補助金制度を利用できる場合があります。ただし、シャッター単体の工事では対象とならないケースも多いため、適用条件を事前に確認しておく必要があります。
先進的窓リノベ2026事業
既存住宅の断熱性能を早期に高めるため、断熱窓への改修を重点的に支援する事業です。エネルギーコストの削減や省エネ化を目的としており、シャッター単体は補助対象外ですが、対象製品として登録された高断熱窓への交換工事と同時に実施する場合は、補助対象となるケースがあります。適用可否は製品仕様や登録状況によって異なるため、事前確認が必要です。補助額は工事内容に応じて、1戸あたり最大100万円まで交付されます。
→先進的窓リノベ2026事業(https://window-renovation2026.env.go.jp/)
みらいエコ住宅2026事業
省エネ性能の高い新築住宅の取得や、既存住宅の省エネ改修を幅広く支援する事業です。子育て世帯や若者夫婦世帯への支援を含め、住宅の脱炭素化を推進する役割を担っています。シャッター単体の設置は原則として補助対象外です。省エネ改修工事(断熱改修など)の要件を満たす必要があるため、対象工事の組み合わせや条件は公式サイトで確認しましょう。工事内容に応じ、1戸あたり新築で最大125万円、リフォームで最大100万円が補助されます。
→みらいエコ住宅2026事業(https://mirai-eco2026.mlit.go.jp/)
各自治体の補助金制度
各自治体が独自に実施する、地域の安全確保や防犯性能の向上を目的とした支援制度も活用できます。中野区の「防犯機器等購入緊急補助事業」や、練馬区の「住まいの防犯対策緊急助成事業」のように、特定の自治体では防犯対策機器の導入が補助対象になる場合があります。お住まいの地域で利用可能な制度があるか、最新の情報を確認してみましょう。
→中野区「令和8年度中野区防犯機器等購入緊急補助事業」
(https://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/kurashi/bohan/hanzaihigai/20260403.html)
→練馬区「令和8年度練馬区住まいの防犯対策緊急助成事業」(https://www.city.nerima.tokyo.jp/kurashi/bosai/bohan/R8sumaibouhantaisaku.html)
シャッターの後付けは99シャッターにご相談ください

シャッターは窓からの侵入を防ぐ手段として一定の防犯効果が期待でき、空き巣対策としても有効です。一方で、単体だけでは限界があるため、防犯ガラスや補助錠などと組み合わせることで、より高い効果につながります。シャッターの後付けや電動シャッターへの交換には、建物の状況に応じた適切な施工が必要になるため、専門業者への相談が欠かせません。99シャッターでは、メーカー認定工事店としての確かな技術で、お客様の住まいに最適なシャッターを提案します。現地調査や見積もりは無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。
【筆者・監修者企業】
99シャッター(合同会社BUKAS)
弊社はシャッターを扱って15年以上の実績をもつ代表をはじめ、豊富な工事実績があります。
窓シャッター・車庫シャッター・工事シャッターではメーカー全面協力により信頼と安心安全の施工を実現し、メーカー保証付きで格安で施工いたします。
私たち99シャッターは、シャッター修理・交換・取付に関するお役立ち情報を発信しております。



