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    文化シヤッターのEGMシリーズは、防火・防煙シャッターなどに使用される開閉機です。工場や倉庫などの大型シャッターや重量シャッターにも採用されています。また、EGMシリーズには電動式だけでなく手動式もあり、用途や設置環境に応じて型式が選定されます。本記事では、EGMシリーズの特徴や構成部品に加え、よくある不具合や修理・交換の判断基準について解説します。修理や交換を検討する際の参考にしてください。

    文化シヤッターのEGMとは?

    EGMシリーズは、文化シヤッター製のシャッターに使用される開閉機です。ここでは、EGMシリーズの特徴を解説します。

    EGMシリーズには電動式と手動式がある

    EGMシリーズの開閉機には、電動式と手動式があります。電動式と手動式では、シャッターを復旧する際の巻き上げ方法が異なります。復旧時に電動操作でシャッターを上げる電動式に対し、手動式はハンドルまたはチェーンを用いて手動で巻き上げる仕様です。設置条件や用途に合わせて、電動式または手動式が選ばれます。

    防火・防煙シャッターなどに使用される

    EGMシリーズは、防火シャッターや防煙シャッターなどに使用される開閉機です。火災時には感知器や制御盤からの信号を受けてシャッターを作動させ、開口部を閉鎖して延焼や煙の拡大を抑えます。

    型式によって出力や対応重量が異なる

    EGMシリーズには複数の型式があり、シャッターの規模に応じて使い分けられています。シャッターの自重に対して出力が不足すると、正常に昇降できなかったり、駆動部に過度な負荷がかかったりする場合があります。そのため、建物の設計段階で使用環境に応じた型式が選定されます。

    モーター開閉機EGMを構成する主な部品

    EGMシリーズは、複数の部品が連動してシャッターを開閉しています。各部品によって役割が異なるため、構造を把握しておくと点検や修理内容を理解しやすくなります。

    モーター

    モーターは、シャッターを上下に動かすための動力を生み出す部分です。電気を回転運動に変換し、その力でシャッターを駆動します。モーターに不具合が発生すると、出力の低下や動作停止につながる場合があります。

    ギア

    ギアはモーターで発生した回転力を減速し、シャッターに伝える部分です。回転速度と力を調整し、重量のあるシャッターでも安定して動かせるようにします。

    制御盤

    制御盤は、防災盤や開閉スイッチからの信号を受け取り、シャッターの開閉動作を制御する機器です。動作の開始や停止を判断し、適切に開閉動作を行います。

    リミットスイッチ

    リミットスイッチは、シャッターが上限位置や下限位置に到達した際に動作を停止させる部品です。設定された位置を検知し、巻き上げすぎや床面への衝突を防ぎます。

    手動操作チェーン

    手動操作チェーンは、停電などで電動操作ができない場合に使用する部品です。チェーンの操作と内部のギアが連動し、電源がない状態でもシャッターを手動で動かせます。

    モーター開閉機EGMの停電時・非常時の手動操作方法

    災害による停電によって電動シャッターの操作ができない場合は、手動操作へ切り替えてシャッターを操作します。EGMシリーズの電動式開閉機は手動操作機構を備えており、状況に応じて電動から手動へ切り替えてシャッターを開閉できます。ただし、開閉機の型式によっては手動操作が行えません。EGMシリーズでは、「EGM-○○○」の数字が140以下であれば手動操作が可能です。

    停電時の手動開閉手順

    手順1.シャッター用のブレーカーを落とす・シャッターの電源を切る

    手動操作中に停電が復旧すると危険なため、必ずシャッターの電源を切ってから操作しましょう。

    手順2.開閉機が設置されている側の点検口を開ける

    点検口は天井またはシャッターケースに設置されています。停電時は高所かつ暗所での作業となるため、しっかりとした足場と手元を照らす照明を用意し、安全を確保してから操作してください。また、安全を確認するために、作業は複数人で行います。

    手順3.手動操作用のハンドルまたはチェーンでシャッターを上げる

    点検口を開ける際は、ハンドルやチェーンが落下する可能性があるので注意しましょう。

    手順4.シャッターを下げる際は白いブレーキ解放ひもを引いてゆっくりと降下させる

    開放したシャッターを閉める際は、シャッターが降下する範囲内に人や物がないか確認します。

    手順5.操作後はハンドルまたはチェーンを元の状態に戻す

    操作が完了したら、使用したハンドルまたはチェーンを元の位置に戻し、点検口を閉めましょう。

    ハンドル・チェーンによる手動操作

    開閉機の手動機構にはハンドルまたはチェーンの2つのタイプがあります。

    ハンドルでの操作

    備え付けのハンドルを開閉機の後ろの軸に奥まで差し込み、ハンドルを回してシャッターを上げます。開閉機の取り付け位置が左側の場合は反時計回り、右側の場合は時計回りにハンドルを回します。シャッターが上がりすぎると降ろせなくなるため、天井面またはケース付近から10cm程度下を上限の目安にしましょう。

    チェーンでの操作

    開閉機に備え付けられたショートリンクチェーンを取り出して下に垂らし、シャッターから遠い側のショートリンクチェーンを引っ張り続けてシャッターを上げます。こちらも同様に、シャッターが上がりすぎると降ろせなくなるため、天井面またはケース付近から10cm程度下を上限の目安とします。

    復電後の復旧操作

    停電が解消した後は電動操作に戻すための復旧作業を行います。手動操作から電動操作への切り替えを行わないと、停電が復旧してもシャッターは電動で動きません。

    手順1.手動操作用のチェーンやハンドルを元の状態に戻し、クラッチ(または復旧レバー)を電動側に切り替える

    手順2.押しボタンまたはリモコンの「閉」ボタンを押す

    手順3.シャッターが下降し下限(床面)で停止すれば復旧完了

    手順4.シャッターが下降しない場合は、押しボタンまたはリモコンの「開」ボタンを押す

    手順5.シャッターが上限(全開)で停止すれば復旧完了

    防火・防煙シャッターの非常時動作

    EGMシリーズの開閉機を搭載した防火・防煙シャッターは、非常ボタンの操作や防災連動信号の受信により、自動的に閉鎖する仕組みです。信号を受けると開閉機のブレーキが解放され、シャッターが自重でゆっくりと降下を始めます。作動中に流れるブザーや音声は、シャッターが自動で降下している合図なので、安全のためシャッターの降下範囲には絶対に立ち入らないでください。作動後は、防災盤などで火災信号をリセットしてから復旧作業を行います。

    EGMを使用した電動シャッターで起こりやすい不具合と修理費用の目安

    EGMシリーズを搭載した電動シャッターは、長期間の使用や設置環境の影響によって動作不良が発生する場合があります。不具合の内容は原因によって異なり、早期に気づけば修理範囲を抑えられるでしょう。ここでは、EGMを使用した電動シャッターで見られる主な症状と修理費用の目安を紹介します。

    異音が発生する

    異音の原因はギアや駆動部の摩耗です。長期間の使用により歯車部分がすり減ると、回転時に金属同士が擦れるような音が発生します。また、潤滑剤の不足や劣化によって摩擦が増えたり、チェーンの緩みや偏りがあったりする場合も、動作時に異常音が発生します。初期段階では小さな音ですが、放置すると徐々に大きくなるでしょう。

    途中で停止する

    シャッターが途中で停止する原因は、リミットスイッチの不良や制御盤の異常です。停止位置を検知する装置が正常に働かないと、誤った位置で動作が止まる場合があります。また、シャッターに想定以上の負荷がかかると、安全装置が作動して動作を停止させます。電気信号の伝達不良も停止の原因として考えられるでしょう。

    開閉速度が遅くなる

    シャッターの開閉速度が遅くなる原因として、モーターの出力低下や内部部品の摩耗が考えられます。長期間の使用によって駆動効率が低下すると、シャッター全体の動きが重くなります。特にギア部分の摩耗が進むと、回転の伝達効率が下がり、開閉速度に影響が出かねません。

    シャッターが斜めになる・重くなる

    シャッターが斜めに動く原因は、巻き取りバランスの崩れです。左右の巻き取り量に差が出ると、一方に負荷が偏り、正常な昇降ができなくなります。また、シャフト部分の摩耗やガイドレールの劣化も動作不良の原因になります。こうした状態では動作が重く感じられ、スムーズな開閉ができません。

    ボタンを長押ししないと開閉しない

    ボタン操作に反応しない原因は、座板部分の異物混入や障害物検知装置の作動が考えられます。小さなゴミや異物でも検知センサーが反応し、安全機能が働いて通常操作が制限されます。

    電動シャッターの症状別修理費用の目安

    症状修理費用の目安
    上がらない・下がらない3万円~
    途中で止まる3万円~
    停止位置がズリ下がってくる5万円~
    異音がする2万円~
    停止ボタンが効かない5万円~
    操作ボタンが正常に作動しない4万円~
    モーターが回らない2万円~

    ※修理費用はあくまで目安です。正確な金額は無料の見積もり後にお知らせいたします。

    EGMを搭載したシャッターの寿命は?修理と交換の判断基準

    電動シャッターの安定した運用を維持するためには、EGMシリーズの寿命や適切な更新時期を把握しておく必要があります。不具合が発生した際に、部分的な修理で済ませるべきか、本体ごと交換すべきかの判断基準を解説します。

    EGMシリーズの耐用年数の目安

    EGMシリーズを含む重量シャッターの設計耐用年数は15年、設計耐用回数1万回開閉と定められています。ただし、制御盤などの電装部品の設計耐用年数は10年が目安です。この基準は適切な維持管理や定期点検をしていることが前提で、1日の開閉回数が多い環境では、15年が経過する前に設計耐用回数に到達し、各部の劣化が進行する傾向にあります。

    製品設計耐用年数設計耐用回数
    一般重量シャッター15年1万開閉
    防火・防煙シャッター15年1万開閉
    防火・防煙シャッター(手動式)15年

    出典:文化シヤッター株式会社「シャッターのお取り扱いについて」(https://www.bunka-s.co.jp/support/check)

    修理で済むケース

    不具合の原因が特定の部品だけに限定されている場合は、全体を交換するよりも部分的な修理をおすすめします。例えば、リミットスイッチの調整や制御盤パーツの一部取り替えであれば、部分的な修理で対応可能です。駆動部本体に大きなダメージが見られない状態なら、問題のある箇所を修理するだけで済みます。

    交換が検討されるケース

    シャッターを設置してから長期間が経過している場合や、モーターの経年劣化による故障、ギアの致命的な摩耗が起きている状況では、開閉機の交換が必要です。一部の部品だけを交換しても、別の箇所で故障が発生し、修理を繰り返すケースが少なくありません。特に、火災時の安全を守る防火・防煙シャッターでは、非常時の作動不良を防ぐためにも、劣化した開閉機ごと交換した方が安全です。

    交換時は出力選定に注意

    開閉機を交換する際は、シャッターの重量やサイズに合わせた最適な出力のモデルを選ぶ必要があります。出力の小さい開閉機を取り付けてしまうと、パワー不足によって負荷が過剰にかかり、短期間で再び故障する原因になりかねません。反対に、必要以上に出力が大きすぎる製品を選んでも、無駄なコストが発生してしまいます。

    交換費用の目安

    重量シャッターの開閉機交換にかかる費用は、本体代金と施工工賃を合わせて30万円~50万円が目安です。ただし、実際の金額は機種や設置条件によって変動します。開口サイズや設置環境に応じて必要な作業内容が異なるため、正確な費用を見積もりで確認しましょう。

    文化シヤッターEGMシリーズの修理・点検は99シャッターへ

    EGMシリーズの性能を維持し、安全に使い続けるためには、専門知識を持った業者による適切なメンテナンスが欠かせません。99シャッターでは、定期的な点検から突発的な修理まで、あらゆる施工に幅広く対応しています。

    99シャッターは文化シヤッターの認定工事店

    99シャッターは、確かな実績と技術力が認められた文化シヤッターの認定工事店です。EGMシリーズをはじめとする各機種の特性を熟知したスタッフが、確実な診断と施工をします。メーカーの純正部品を用いた適切なメンテナンスにより、シャッターを長く安全にお使いいただけます。

    防火シャッターの点検にも対応

    99シャッターには専門知識を持つ防火設備検査員が在籍しており、法令で定められた定期点検から報告書の作成まで一貫して引き受けます。万が一の火災時に防火・防煙シャッターが正しく作動するよう、各部の状態を細部まで検査します。

    修理・交換から新規設置まで対応可能

    99シャッターでは、開閉機の不具合に伴う部分修理や経年劣化による交換だけでなく、シャッターの新規設置や電動化まで幅広く対応しています。現場の状況や用途に合わせて最適なプランを提案し、迅速に施工を完了させる体制が強みです。設置後のアフターフォローも含めて、シャッターに関するあらゆる悩みを解決します。

    まとめ

    文化シヤッターの開閉機EGMシリーズには、電動式と手動式があり、防火・防煙シャッターや重量シャッターに使用されています。EGM-25やEGM-50といった型式がシャッターの仕様に応じて使い分けられており、不具合が発生した際は、設備状況に合わせた点検・修理が必要です。99シャッターでは、文化シヤッター認定工事店として、EGMシリーズの修理・交換に対応しています。構成部品の不具合から開閉機本体の交換まで、自社施工で対応可能です。シャッターの動作不良や異音などでお困りの際は、現地調査・見積もり無料の99シャッターまでご相談ください。

    文化シヤッター開閉機EGMの修理・交換・仕様ガイド

    【筆者・監修者企業】

    99シャッター(合同会社BUKAS)

    弊社はシャッターを扱って15年以上の実績をもつ代表をはじめ、豊富な工事実績があります。
    窓シャッター・車庫シャッター・工事シャッターではメーカー全面協力により信頼と安心安全の施工を実現し、メーカー保証付きで格安で施工いたします。
    私たち99シャッターは、シャッター修理・交換・取付に関するお役立ち情報を発信しております。

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